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鍋パーティの食材として用意したアンコウの口の中から驚くべきものが出てきたと、ネット上で注目を集めています。話題の提供者となったのは、「デイリーポータルZ」などで活躍しているライターの平坂寛@hirahiroroさんです。
事の起こりは平坂さんの友人宅にて開催されたアンコウ鍋パーティ。主役となるアンコウを丸ごと市場で購入した平坂さんたちが調理を行おうとしたところ、口の中から不思議な形をした魚が現れました!
この魚の正体はトラザメ。太平洋および日本海沿岸に生息している大きさ50センチ程度の小型ザメで、水族館にて飼育されることも多い種類です。そのトラザメがなぜアンコウの口から? それはまな板の上の本人に聞かなければ分かりませんが、アンコウはその口の大きさゆえ、底引き網で引きずられる際海底に潜んでいた魚を丸のみしてしまうことがあり、おそらくこのトラザメもその犠牲者になってしまったものと思われます。
楽しい鍋パーティの最中突然発生したこの珍事ですが、なんとその席にはたまたまサメの研究者が居合わせており、そのまま標本作製会へと移行。数奇な運命をたどったこのトラザメは研究室に持ち込まれてホルマリン漬けとなりました。ちなみに、当のアンコウは鍋にしておいしくいただいたとのことです。
まさに大自然のイタズラとも言うべきこの出来事に対し、「すげー」「面白い」「アンコウからトラザメ、ということばを作ろう」などなど多彩なコメントが見られました。
画像提供:平坂寛(@hirahiroro)さん
おまけ
現役の博物館職員・早良朋さんの漫画『へんなものみっけ!』にはアンコウを活用した魚のサンプリングが登場します。こちらはアンコウに水を飲ませて踏んづけることで飲み込んだ魚を吐き出させる様子 (C)早良朋/小学館
(エンジン)
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