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「お雛(ひな)様の日常生活」をコンセプトに、不要になった雛人形を再利用した「福よせ雛」が面白そうです。
雛壇を彩る役目を終え、第二の人生を歩みだした人形たちはビールジョッキ片手にワイワイ集まったり、エレキギターでセッションしたりとめっちゃアクティブ。パリピかな?
核家族化の進行、近年の住宅事情などを背景に、雛人形が飾られる機会が減少。まだ美しく飾れるものも、やむなく処分されている――「福よせ雛」は、このような現状を何とかしようと、愛知県名古屋市近郊の主婦らが2009年に発案したものです。
福よせ雛に使用される雛人形は、人形供養後に寄付されたもの。女の子の成長や幸福をお祝いする伝統的な役割を終えていることから、福よせ雛では「人形としての第二の人生」を過ごしてもらうために変わった展示が行われます。色鮮やかな和服姿のまま、レジャーを満喫したり、警察官に転職して白バイに乗ってみたりと、雛壇で大人しく座っていたころには不可能だったことにチャレンジ。現代人がうらやむレベルの、エンジョイっぷりを見せています。
「福よせ雛」の展示は例年、愛知県などで行われており、2018年は岐阜県、奈良県を含む全23会場に登場。早いところでは1月末からスタートし、おおむね3、4月まで展示される予定です。詳細はWebサイトからご確認ください。
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