Excelでの作業中など、縦と横のどちらが「行」でどちらが「列」か分からなくなる場面がありますが、同時にその覚え方も浸透してきている今日このごろ。そこに恐ろしいほどの混乱をもたらす“呪いの画像”がTwitterに投稿され反響を呼んでいます。
行と列の覚え方で比較的メジャーなのが、「行」と「列」それぞれの漢字のカタチで覚えるというもの。1枚目の画像では、「行」は右上の「ニ」が左から右に伸びているから横、「列」は右側の「リ」が上から下に伸びているから縦――と分かりやすく覚え方を説明しています。
ところが2枚目の画像では、セルが左から右へ並んでいるから「行」が横、セルが上から下に並んでいるから「列」が縦――というように説明しています。一見同じことを言っているように見えますが、1枚目と2枚目では行と列が見事に逆になっています。これ、見れば見るほどわからなくなるやつだ……!
結局のところ、“伸びている”か“並んでいるか”という見方の違いでどちらも横にも縦にもなるという、みんなの中でメジャーになりつつあった覚え方の痛い所を突いた同画像。これにコメントでは「これはひどい」「やめてくれ」「うわああああああ」と、一度覚えたものが崩壊してしまった人の悲鳴が上がる事態に。ちなみに正しいのは1枚目の「行が横/列が縦」の方の覚え方ですが、もうちゃんと思い出せる自信を失ってしまったのは自分だけじゃないはず……。
投稿したのは、以前に意味が分かると気持ちいい「100までの数字の素因数をビジュアル化した動画」(関連記事)や、数式で書かれたアンパンマンがドラえもんになるグラフ(関連記事)を投稿して話題になった鯵坂もっちょ(@motcho_tw)さん。今回の呪い画像の投稿ではさまざまな反応が寄せられていますが、その中には「『改行』で覚えればいける」「columnは柱の意味だから」「縦列駐車横行」「A列車で1行こう」「『行高』『列幅』っていうから大丈夫」など、別の覚え方を挙げる人の声も出てきたとのことで、結果的には正解と正確な覚え方の再確認にもなっていたようでした。
鯵坂もっちょさんは他にも分かると笑ってしまう秀逸なグラフネタや、思わず「おお」と声が出る、分かりやすく画像や動画で示した図形ネタなど、主に数学に関連する投稿が話題になっていて、モーメントではそれらの数学により興味が湧くようなツイートの数々を見ることができます。
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