2月21日に急死した俳優の大杉漣さんが出演していたドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(テレ東系)が3月7日に最終回を迎え、芸能界やネット上で別れを惜しむ声が広がっています。
大杉さん、遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さんの5人が本人役で出演する同ドラマ。2017年1月に放送されたシーズン1では、寺島進さんを含めた6人が3カ月間シェアハウスで共同生活を送るというストーリーで、「おじさんのテラスハウス」として注目を集めていました。
大杉さんの死後、視聴者からの「最終回までぜひ放送してほしい」という声や、キャストやスタッフの「漣さんもきっと望んでいるはずだ」との思いから、最終回まで駆け抜けた同ドラマ。「バイプレイヤーより愛をこめて」のサブタイトルで放送された第5話(最終回)は、劇中劇「しまっこさん」のクランクアップを控え、1人スタッフへの恩返しを決意した大杉さんにスポットを当てたストーリーでした。
エンドロールは、竹原ピストルさんがスーツを着た5人の前でエンディング曲「ゴミ箱から、ブルース」を弾き語るロングバージョン。放送終了のテロップが表示されると、大杉さんをのぞく4人が海に向かって「漣さーん! ありがとーう!」と感謝の思いを叫ぶシーンで幕を閉じました。大杉さんの最後のせりふは「じゃあ、行きますかね」でした。
放送後、同ドラマの公式Twitterは「あなたの笑顔、背中、声。忘れません。また会う日まで」とツイート。エンディング曲を務めた竹原さんも、「天国まで届くくらい全力でやり続けます」と大杉さんを思い、監督の松居大悟さんは、「すべてが愛おしくて。バイプレイヤーズ、すべてあなたのせいです」と大杉さんを始めとするキャストやスタッフなど、同ドラマを作り上げた全ての人に感謝の気持ちを述べました。
ネット上でも、「バイプレイヤーズ、最高だった」「最後の放送終わってまだ少ししか経ってないのに既にバイプレロス」「最終回を見た。笑いに笑って気付いた時には涙が止まらなかった。キャストの皆さん、スタッフさんありがとうございました!」など感極まった声が続々寄せられました。
また、放送前に遠藤さんのTwitterアカウントでは、大杉さんが送ってくれたという写真を公開。夕日をバックに5人のおじさんがはしゃいでいる写真には、6万5000件を超えるいいね、2万5000件を超えるリツイートがされ、反響を呼びました。
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エンドクレジットでは有村架純さんの役名が展開に合わせて変わる演出も。