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Facebookが、ユーザーの個人データが不正に流用された件(関連記事)について、調査や対策の進捗状況を発表しました。被害件数は当初5000万件と報じられていましたが、調査の結果最大8700万件と判明。その大部分は米国内の情報で、日本で影響を受けた可能性のあるユーザー数は最大で約10万件とのことです。
流用されたデータは、ある心理テストアプリで共有されていたことを受け、同社はアプリからのデータアクセスを制限する方針を表明。例えば、これまでアプリはページAPIを利用することでページへの投稿やコメントを読み込むことができましたが、それ以上のデータにアクセスすることも可能でした。その点を是正するため、アプリがページAPIにアクセスする際は、全てFacebookからの承認が必要とされるようになります。
ほかにもログイン時のチェックの厳正化や、電話番号やメールアドレスからユーザーを探す機能の停止など、不正に情報が収集されるリスクを軽減するための施策を発表。なお、不正流用の影響を受けた可能性があるユーザーには、今後ニュースフィードのトップに表示するといった形で通知されるとのことです。
(沓澤真二)
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禁止であることをより明確にしました。