海賊版サイトのブロッキングに関するアンケート結果発表 「漫画村」や「Anitube」に対するアクセス遮断に賛成は52.7%
対策についてどうすべきか意見を聞いています。
ドワンゴは4月14日、「海賊版サイトのブロッキング」についてのアンケート結果をサイトで公開しました。アンケートは4月13日21時ごろから、ニコニコアンケートを通じて実施。niconicoユーザー8万9154人が回答しました。
まず「著作権を侵害する、『漫画村』『Anitube』などの海賊版サイトに対してアクセスを遮断することについてあなたは賛成ですか、反対ですか」という問では、賛成が52.7%、反対が19.0%、わからないが28.2%という結果に。
次の「緊急避難的にアクセス遮断を容認し、法制度整備を同時にすすめる政府の方針について賛成ですか、反対ですか」という問では、賛成が47.8%、反対が18.2%、わからないが34.0%。さらに最後の「インターネット・プロバイダは海賊版サイトへのアクセス遮断に協力すべきだと思いますか」では、協力すべきが55.0%、協力する必要はないが15.3%、わからないが29.7%となっています。
いずれもアクセス遮断に賛成する声が最も多いものの、反対派や「わからない」という人も少なくなく、ブロッキングの是非についてはまださまざまな意見からの議論が求められそうです。
なおブロッキングが反対される理由として、憲法違反となる「通信の秘密」や「検閲の禁止」の侵害となる可能性があること、また先例ができることによりブロッキングできる範囲やその決定が政府の一存でできるようになる可能性があることなどが挙げられています。他にも、インターネットユーザー協会(MIAU)らが発表した声明でも「最大の問題は、これだけの法的・技術的・社会的リスクを犯してブロッキングを行なったとしても、大元の海賊版サイトが消えるわけでも著作権者の財産権が回復されるわけでもない」とこれを批判(関連記事)。また結局はブロッキングしても迂回できるため効果がないとする声などもあります。
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