職場の車を汚れた手で運転した者がいたため「ハンドルをキレイに!!」とメモを貼っておいたところ、字の汚さから「インド人をキレイに」と読まれてしまった。そんな信じられない出来事が実際に起きたとTwitter上で報告され、一部の人達がざわついています。これは……ゲーメスト!
「ハンドル」を「インド人」と間違えたといえば、1999年に廃刊したアーケードゲーム専門雑誌「ゲーメスト」のエピソードが有名。レースゲームの記事のキャプション(写真横の説明文)で、以下のように盛大な誤植がありました。
- 正:くお〜!!ぶつかる〜!!ここでアクセル全開、ハンドルを右に!
- 誤:くお〜!!ぶつかる〜!!ここでアクセル全開、インド人を右に!
もともと誤植がかなり多いことで有名な雑誌でしたが、あまりの意味不明さと語呂の良さ、そして突然のインド人の登場によりいまだに語り草となっています。誤植が多かった原因は「まだ原稿が手書きの時代で字の汚いライターが多く、その原稿をゲーム用語が分からない編集者が見て打ち込み、スケジュール的に校正の時間があまり取れなかったため」ではないかとされています。
「ハンドル」と「インド人」も、字が汚かったことから偶然生じた誤植と一部でうわさされていました。他にも「ザンギエフのスーパーラリアット」を「ザンギュラのスーパーウリアッ上」としたり、よりによって誌内で連載していた漫画の最終話の最後のせりふ「確かめてみろ!」を「確かみてみろ!」としてしまったのが有名です。
【訂正::2018年5月21日11時00分 初出時「ダブルラリット」と表記しましたが、ロケテス版での名称「スーパーラリアット」についての記述だったため本文を修正しました。】
今回そんな伝説の再現をしてしまったのは、ふぁるくらむさん(@fulcrum_mig29)。車のハンドルに付箋でメモを貼っておいたところ、後輩から「インド人をキレイにって何ですか?」と聞かれてしまい、「長年の疑問の謎が解けた瞬間だった」と語っています。
ちなみに今回のメモは、貼られているハンドルを右に切ることで「インド人」に見えるようになります。ハンドルを真っ直ぐにしているとちゃんと「ハンドル」に見えることから、後輩が狙ってやったのではないかとのこと。
ツイートのリプライ欄にはゲーメストを懐かしがる声や、同じく「長年なぜインド人なんて誤植が起きたのか謎が解けた」という声などが多数寄せられていました。
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なんてこったい。