米アタリが新ハード「Atari VCS」のクラウドファンディングを、Indiegogoで開始しました。入手に必要な支援額は本体のみで199ドル(約2万2000円)、ジョイスティック付きセットで229ドル(約2万5000円)から。既に目標額の2200%以上にも及ぶ、220万ドル(約2億4000万円)以上の出資が集まっています。
Linuxベースの独自OSで動く家庭用ゲーム機。「アステロイド」や「センチピード」、「ミサイルコマンド」など、かつて同社が業務用および家庭用ゲーム機「Atari 2600」用に提供したクラシックゲームが、100本以上プレインストールされています。かといって単なる復刻版ハードではなく、位置付けはあくまでも新型。マルチプレイやスコアランキングといった、ネットワーク機能も利用できます。ゲームは公式ストアから追加できるほか、自作も可能とのことです。
CPUはAMDのA10、GPUはRadeon R7、メインメモリは4GB、ストレージは32GB eMMC。USBによるストレージ拡張やHDMI出力、Wi-FiやBluetooth、マイクにも対応しています。「TEMPEST 4000」をはじめとする新作ゲームや、音楽や動画の配信も予定されています。
セットに付属するコントローラーは、ジョイスティック1本・1ボタン構成の「Classic Joystick」(単体29ドル、約3200円)。Atari 2600用をイメージしつつ、LEDを配するなど現代風にアレンジされています。一般的なツインスティックのゲームパッドも、49ドル(約5300円)で入手可能。こちらはPCやAndroidでも使えます。
ラインアップには、木目調パネル仕様の本体とClassic Joystickを同梱した「Collector's Edition」も(299ドル、約3万3000円)。出資者への発送は2019年7月を予定しています。
(沓澤真二)
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