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花火を打ち上げるときに鳴る音「ヒュー」の正体は?

鳴ったり鳴らなかったりするのは、どうしてなんです?

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 打ち上げ花火と聞くと、連想するのは「ヒュー……ドン」という音。この「ヒュー」は実は、花火が上昇するときに鳴るもの“ではない”のだとか。

 では、あれは一体何の音なのでしょうか。今回は花火の雑学をご紹介します。



花火を打ち上げるときの音「ヒュー」の正体

 今までに見た打ち上げ花火のことを思い出してみてください。上空に飛んでいく際、「ヒュー」と鳴る場合と、鳴らない場合があったのではないでしょうか。

 打ち上げ花火には「曲(きょく)」「昇り曲(のぼりきょく)」などと呼ばれる付加物があり、これによって玉が上昇するとき、さまざまな効果が現れます。例えば、上昇中に光の尾のようなものが現れる「昇り朴(のぼりぱく)」、小さな花火が現れる「昇り小花」などがあります。

 あの「ヒュー」という音も、昇り曲による効果の1つ。鳴るとき、鳴らないときがあることから予想がつくかもしれませんが、花火が飛ぶときに自然と鳴るわけではありません。パイプに火薬を詰めた「笛」という仕掛けを使って、音を出しているのだそうです。また、音と一緒に、銀色の光も出るタイプもあり、こちらは「銀笛」と呼ばれているとか。


昇り小花を使った花火。打ち上げ中、導線の長さが違う「小花」が次々と現れてから……


ドーン


昇り朴を使った花火。光の尾のようなものを残しながら、上昇していきます


そして、ドーン。この流れ、見覚えがある人も多いのでは?


昇り尾花を使った花火。昇り朴に対して、光の尾がジグザグに現れるような感じ

主要参考文献


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