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地震で帰宅難民が発生 KDDIは無料WiFi開放、一時滞在場所や災害時帰宅支援ステーションの活用も

冷静な行動を。

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 2018年6月18日朝、大阪北部を震源とする地震が発生しました。これによって鉄道各社では運転を見合わせたり、遅延、運休といった影響が出ており、午後を過ぎたころから帰宅困難者が発生しています。

 鉄道各社の駅では運転再開を待つ人や情報を求める人が集まり混雑が発生しているもよう。TwitterなどのSNSを見ると、大阪を中心に兵庫や京都などで「まさか自分が帰宅難民になるとは」「出勤難民からの帰宅難民」「駅前が花火大会の後みたいになってる」「バスも動いてない」といった現地の状況を伝える投稿が相次いでいます。

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「帰宅難民」と検索したTwitterの様子

 新幹線も各方面で運転見合わせが発生しており、京阪神以外の地域に暮らす人々も少なくない影響を受けています。

 阪神電車、阪急電車、京阪電車、JR西日本など、すでに主要な鉄道会社では区間限定や徐行などで運転を再開しつつありますが、現時点でも交通網がマヒしている地域も多いです。

KDDIは公衆無線LANの無料開放を発表

 この地震の影響で各地で混乱が続いていますが、KDDIは大阪府全域で公衆無線LAN「au Wi-Fi SPOT」の無料開放を発表しています。

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KDDIが公衆無線LANの無料開放を発表

 ネットワーク名「00000JAPAN」をスマホやタブレットで選択すると、KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレスに限らず、だれでも利用できるそうです。

 また、近畿地方の府県で構成される関西広域連合では、以前から大規模な災害によって帰宅困難者が発生したときのための対策として、「災害時帰宅支援ステーション」という制度が検討されてきました。

 現時点では帰宅が難しい人を対象に「水道水」「トイレ」「災害情報」を提供する意思表示をしようというもので、対応するコンビニなどでは入口周辺に黄色のステッカーが掲出されているそうです。

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「災害時帰宅支援ステーション」のステッカー

 地域情報を提供しているWebサービス「Yahoo!ロコ」では、避難所や一時滞在所などを検索できるようになっているので、しばらく時間を潰そうにも居場所がないという人は活用してみるとよいでしょう。

 学校や会社から帰宅するときは一斉帰宅による混雑を避けるために、時間をずらすといった判断も有効です。帰宅後は避難経路の確認や飲料水、食料の確保など、余震に備えた方がよさそうです。

 18日15時には鉄道各社で運行再開の情報がでていますが、JR西日本の路線で一部復旧、阪急電鉄では徐行による一部区間での運転再開、阪神電車では大幅な遅延があるものの全線復旧となっており、完全回復にはまだまだ時間がかかりそうです。

 鉄道各社の運行情報が確認できる公式サイトはアクセスが殺到して開きにくい状況となっています。「Yahoo!路線情報」や各社の公式Twitterなどを活用して、最新情報をチェックしてください。

春山優花里@haruYasy.

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