歌とダンスと、ラブロマンスとアクションをふんだんに取り入れた娯楽大作「ムトゥ 踊るマハラジャ」が4K&5.1chデジタルリマスターされ、11月23日に新宿ピカデリーほか、全国で順次ロードショーされることが決定しました。
同作は1998年に渋谷シネマライズで、ひっそりと単館上映スタート。ところが豪華絢爛なミュージカルと目まぐるしく進行するストーリーはまたたく間に評判を呼び、同館では23週におよぶロングランヒットに。同年のミニシアター興行成績第1位を記録し、さらに全国100以上の劇場で上映され、動員約25万人、総興収4億円を突破する一大ヒットとなりました。
この記録は2018年にスマッシュヒットを記録した「バーフバリ 王の凱旋」をもってしても破られておらず、20年間国内におけるインド映画最高記録として君臨しつづけています。
リマスターにあたっては、インドでオリジナル・ネガから4Kスキャンと修復作業を実施。さらに5.1チャンネル化は「ムトゥ」オリジナルスタッフで、後に「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞作曲賞も受賞した音楽監督のA.R.ラフマーンさんが監修。スタジオに保管されていた6チャンネルのオリジナルステレオ音源をもとに、5.1チャンネル・デジタル・リミックスが行われました。
「ムトゥ」は2013年の15周年記念時にBD化を果たしていましたが、その5年後に4K&5.1chリマスターされた上、劇場上映までされるとは。20年を経て新しくなった「ムトゥ」がどれほどすごい映像になっているのか、早く劇場で確かめたくなります。
【物語】大地主ラージャーの屋敷で働くムトゥは、ラージャーに仕え、専属の執事兼馬車の御者兼ボディーガードとして、常に行動を共にしていた。ひょんなことから彼は旅回り一座の女優ランガと恋に落ちるが、彼が命より大切なラージャーもランガを好きになってしまったからサァ大変。そんな中、ラージャーの伯父による屋敷の乗っ取り計画が進んでいた。やがて、誤解と陰謀によってムトゥはラージャーに屋敷を追い出されそうになるが、ラージャーの母シヴァガーミがムトゥの驚くべき出生の秘密を明らかにする…。
出演:“スーパースター”ラジニカーント、ミーナ、サラット・バーブ、センディル、ヴァデイヴェー
監督・脚本:K.S.ラヴィクマール 音楽:A.R.ラフマーン 撮影:アショークラージャ
<1995インド映画/タミル語/カラー/シネスコ/5.1chステレオ/166分/日本語版字幕:松岡環/日本語字幕監修:山下博司>
MUTHU 製作:カヴィターラヤー・プロダクション+エデン 提供:ポニーキャニオン+エデン 配給:エデン
(C)1995/2018 KAVITHALAYAA PRODUCTIONS PVT LTD. & EDEN ENTERTAINMENT INC.
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