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洗面所の床に生えたカビ、取り方を教えて!

黒ずんだカビが生えやすい洗面所の掃除方法、カビ予防のやり方をご紹介します。

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 浴室前の洗面所は高温多湿になりやすく、黒ずんだカビが生えやすい場所。一度発生するとあっという間に繁殖し、少し掃除を怠っただけで一面にびっしり……という可能性もあります。そこで今回は、洗面所の床に生えたカビの対処方法をご紹介します。



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どうして洗面所の床にカビが生えるの?

 洗面所は朝晩の洗顔、歯磨きはもちろんのこと、帰宅後に手を洗ったり、ヘアスタイルを整えたりとさまざまな目的で使用されます。また、洗濯機を隣接して置いていたり、浴室と隣合っていたりする場合も多いです。これらのことは全て、洗面所の湿度を高めてしまう原因になります。

 また、手洗いやヘアメークをすると、どうしても皮脂や化粧品などの油汚れがついてしまうものです。このような特徴を持つ洗面所は、高い湿度と汚れが大好物なカビ菌にとって繁殖しやすい場所なのです。

洗面所の床の基本の掃除方法

 カビを防ぐためのポイントは、まめに掃除することです。髪の毛や皮脂汚れは毎日洗面所に付着するものですから、簡単でいいので毎日掃除する習慣をつけましょう

 基本の掃除方法は以下の通りです。

  • 1:洗濯かご、体重計、バスマットなどの小物をどかす
  • 2:掃除機かフロアワイパーで、ホコリや髪の毛を除去する
  • 3:固く絞った雑巾で、床一面を水拭きする
  • 4:乾拭きか換気で、床を乾燥させる

 可能であれば、以上の工程を毎日やってほしいところですが、時間がなかったり、負担に思えたりする場合は、掃除機またはフロアワイパーで掃除する作業だけで構いません。その場合でも、週1回は必ず雑巾がけをするようにしてください。

カビが生えてしまった場合の掃除方法

 梅雨、秋の長雨などで湿度が高い季節は、気を付けていてもカビが生えてしまうことがあります。しかし、正しいやり方で掃除すれば、素人でもきれいにカビを落とすことができます。

<準備するもの>

  • メラミンスポンジ
  • 重曹
  • 雑巾
  • 使い古しの歯ブラシ

 メラミンスポンジはメラミンという樹脂でできたスポンジです。通常のスポンジと違って、水をつけてこするだけで汚れを落とすことができます。ただし、素材によっては使用すると傷がついてしまうこともあるので、洗面所の床がメラミンスポンジを使用しても問題ない素材なのかどうか確認してください。

 重曹は、カビを落とすのにうってつけのアルカリ性の洗剤です。環境にも人体にも優しい成分でできているので、安心して使用することができます。水100ミリリットルに重曹小さじ1杯を混ぜて重曹水を作り、スプレーボトルに入れて使用してください。

<掃除方法>

  • 1:メラミンスポンジに水をつけ、カビをこする
  • 2:出てくるカス状の汚れを掃除機で吸い取る
  • 3:取りきれなかったカビには重曹水を吹きかけ、すぐに雑巾で拭き取る
  • 4:重曹水で取れない場合は、重曹を粉末のままふりかける
  • 5:使い古しの歯ブラシで軽くこする
  • 6:カビが落ちたら、ぬれ雑巾で重曹を拭き取る
  • 7:乾拭きか換気で、床を乾燥させる

※重曹水をスプレーした後、長い時間放置してしまうと洗面所の床を傷める恐れがあります。

※重曹には研磨効果があるため、重曹の粉が多いと床を傷つける場合があります。少量ずつまいてふき取りながら、汚れが落ちなかったら少しずつ重曹の量を増やしてください。



 カビがきれいになったら、また基本の掃除をまめに行ってカビが再発しないように気を付けましょう。

カビを生やさないための予防法

 洗面所にカビを生やさないためには、まめな掃除以外にもできることがあります。以下に、簡単に行えるものをいくつか紹介します。

十分に換気する

 洗面所に換気扇がついている場合は、なるべく回しっぱなしにしましょう。電気代が気になる方も多いと思いますが、24時間回しっぱなしにしても1カ月の電気代は数十円〜数百円程度しか変わりません。この金額でカビ防止できるなら、費用対効果は十分ではないでしょうか。

 洗面所に換気扇がなく浴室が隣接している場合、ドアを開けて浴室の換気扇を回している方もいるかもしれませんが、実はこれはNGです。こうすると浴室も洗面所も換気できそうに思えるのですが、浴室の湿った空気が湿度の低い洗面所に流れてしまい、かえって換気しにくくなってしまうのです。

 浴室の換気扇を使用する場合は、浴室のドアを閉めた方が浴室の湿度を下げることができ、洗面所の湿度も高くなりません。換気扇がない洗面所の換気は「洗面所に窓があるならなるべく開けておく」「ない場合は洗面所のドアを開けておく」などの方法が望ましいでしょう。

水滴が落ちたらすぐにふき取る

 「部屋に水滴が落ちていたらすぐにふき取るけど、洗面所は多少ぬれていて気にしない」。こんな方も多いかもしれませんが、水分はカビ菌の大好物なので、洗顔や入浴後に水滴が落ちたら、すぐにふき取るようにしてください。

なるべく物を置かない

 お風呂マットや体重計、タオル入れなどを洗面所に置いている方は多いと思います。しかし、洗面所に物がある状態だと掃除しづらいですよね。できるだけ物は置かず、掃除しやすい環境を整えましょう。

 収納スペースの関係でどうしても物を置かなければならない場合は、キャスターを付けるなどして移動しやすいようにすると、掃除が楽になります。

 また、お風呂マットをぬれた状態で放置した結果、マットや床にカビが生えてしまうケースも。使用後は毎回洗濯することが望ましいですが、難しい場合でも放置せずに干して乾かすようにしましょう。

床はクッションフロアがおすすめ

 近年、洗面所にはクッションフロアが張られている家が多いです。クッションフロアはビニール素材なので汚れが付きづらく、汚れてしまっても簡単にふき取ることができます。

 また、最近では防カビや抗菌加工されているものが大半です。洗面所の床をカビから守るためには最適の素材なので、何度掃除してもカビが生えてしまう場合には張替えがおすすめです。

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