GungHo Online Entertainment America(以下、米ガンホー)は8月20日、「グランディア」および「グランディアII」のHDリマスター版を海外向けに発売すると、海外メディアIGNを通じて発表した。発売時期は今冬で、対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびPC(Steam)。Steam向けには、すでに4K解像度と60fpsに対応するリマスター「Grandia II Anniversary Edition」が発売されており、ここに第1作目が新たに加わることになる。
「グランディア」は、現在は米ガンホー傘下にあるゲームアーツが開発を手掛けた、RPGだ。1997年に第1作目がセガサターン向けに発売され、2000年に第2作目がドリームキャスト向けに発売された。第1作目は2Dと3Dを用いたグラフィック表現や神秘的な音楽、登場人物たちの成長が丁寧に描かれるシナリオが高い人気を生んだ。第2作目は3Dを主体にし、シナリオの方向性を変えるなど、作風に変化を加えた意欲作である。長い時を経て、装い新たに人気シリーズ2作品がよみがえることになる。
なお国内販売については、現時点で発表されていない。Steam版「Grandia II Anniversary Edition」は日本語吹き替えに対応しているものの、字幕・インタフェースは英語のみ。事実上の日本語非対応となっている。米ガンホーの発表タイトルとしては宇宙シューティング「GALAK-Z Variant S」のNintendo Switch版なども日本向けの展開はなされていない。こうした動向を見る限りでは、国内展開についてはなんともいえない状況であるが、「グランディア」シリーズは日本にも多くのファンを抱えているだけに、国内向けの発売に期待したいところだ。
米ガンホーは現地時間8月31日からシアトルにて開催されるPAX West 2018で「グランディアII」HDリマスターのデモを出展するとしている。今冬と発売時期も近いだけに、来週には続報が聞こえてくるかもしれない。
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