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女優の菅井きんさんが死去、「必殺仕事人」「家なき子」などで強烈なインパクト残した名バイプレイヤー

ご冥福をお祈りします。

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 映画「お葬式」で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞し、テレビドラマ「必殺仕事人」「家なき子」などで好演した女優の菅井きん(本名・佐藤キミ子)さんが8月10日、心不全のため亡くなっていたことがわかりました。92歳。所属事務所によると、すでに近親者だけでの通夜密葬を済ませており、しのぶ会などを催す予定はないとのことです。

菅井きん 訃報 必殺仕事人 家なき子 女優 ギネス 安達祐実
名脇役として映画、ドラマで活躍(画像は所属事務所「仕事」Webページから)

 菅井さんは1926年東京生まれ。46年、東京芸術劇場研究所に入所し女優の道に進みました。劇団解散後、俳優座に移籍し、50年に「風にそよぐ葦」で映画デビュー。その後は名脇役として活躍し、90年に紫綬褒章、96年に勲四等宝冠章を受章しています。2008年に公開された映画「ぼくのおばあちゃん」では82歳にして自身初となる主演を果たし、ギネス世界記録に「世界最高齢映画主演女優」として認定されました。

菅井きん 訃報 必殺仕事人 家なき子 女優 ギネス 安達祐実
82歳で映画初主演作となった「ぼくのおばあちゃん」(画像はamazonから)

 庶民的な女性からアクの強い悪女まで、幅広い役を演じた菅井さん。「必殺仕事人」シリーズでは主要人物・中村主水をいびる姑・中村せん役を好演し、シリーズを語る上で欠かせない存在になりました。最高視聴率37.2%という大ヒットを記録した94年放映のドラマ「家なき子」では、安達祐実さん演じる主人公・相沢すずを冷酷にいじめる“ババア”役を演じ、視聴者に強烈なインパクトを残しました。


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