advertisement
2016年に300万人を超える人が、アルコールの有害な使用で亡くなったとする報告書を、世界保健機関(WHO)が発表しました。
アルコールに起因する死の28%は交通事故や自傷、個人間の暴力などによる負傷が占め、21%は消化器疾患、19%は心疾患。アルコールによる健康障害に苦しむ人は全世界で推定2億8300万人(男性2億3700万人、女性4600万人)。一方、世界の15歳以上人口の57%が、過去12カ月間にアルコールを摂取しなかったとのこと。
「あまりに多くの人々とその家族、地域社会が、暴力、負傷、精神衛生上の問題、がんや脳卒中といった病気などにより、アルコールの有害な使用の結果に苦しんでいる」とWHO局長Tedros Adhanom Ghebreyesus氏。加盟国によるクリエイティブな解決策の実施を望むとしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 平均睡眠時間、40代のほぼ半数が6時間未満 全年齢層の約2割が「睡眠での休養が不十分」 厚労省調査
できるならもっと寝たい。 - 「ゲーム障害」疾病に分類 WHO国際疾病分類の最新版で
生活に支障を来す重度のゲーム依存を疾病に分類しています。 - 加熱・電子タバコは「紙巻きタバコと同じく推奨できない」 呼吸器学会が見解表明
タバコには変わらないことを意識して使うべきでしょう。 - 赤肉・加工肉の発がんリスクについて、国立がん研究センターが見解 「日本人には影響ないか、あっても小さい」
「今回の評価を受けて極端に量を制限する必要性はない」ともコメントしています。 - 世界保健機関、ハムやソーセージなど加工肉に「発がん性」と発表
食肉業界団体は「データをねじ曲げた」と主張しています。