湯浅政明監督、最新作「きみと、波にのれたら」を発表 「『ルー』とちょっとつながっているところが」と気になる一言も
ある火事をきっかけに出会った、サーフィン好きな女子大生と消防士の物語。
アニメ映画「夜明け告げるルーのうた」「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる湯浅政明監督の最新作が発表されました。オリジナル作品で、タイトルは「きみと、波にのれたら」。2019年初夏に上映開始します。
- 「きみと、波にのれたら」ストーリー
大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、海の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会う。一緒にサーフィンに行くなど行動を共にするうちに、ひな子は誰かのために一生懸命になれる港にひかれてゆく。港もまたひな子に対して特別な想いを抱いていたのだった。
10月25日から11月3日にかけて開催されている第31回東京国際映画祭で明かされたもの。同映画祭では、「アニメーション監督 湯浅政明の世界」と題した特集上映を行っており、10月28日の「夜明け告げるルーのうた」上映後の舞台あいさつで、湯浅監督本人の口から伝えられました。
湯浅監督によると、同作のジャンルはラブコメディーで、「僕の中では最もシンプルなお話」になるとのこと。また、「『ルー』の次の話というか、ちょっとつながっている部分もあります」と、気になる一言も聞かれました。
メインキャラクターの名前について答える場面では、画作りに追われているためか、なかなか名前が出てこず「えーと、なんだっけ」と思わず上を向く一幕も。雛罌粟(ひなげし)港、向水(むかいみず)ひな子と、それぞれ特徴的な名字となっており、その名前も物語に関連してくると話しました。
また、タイトルの「波にのれたら」については、「彼女はサーフィンが得意なんだけど、なかなか人生の波に乗れない。何でもうまくやっているような彼(港)がいるんですけど、彼にはいろんな秘密があったりして。波に乗るというのはよく人生に例えられますけど、自信のない女の子が彼と一緒に波に乗れたら、そして彼も彼女を波に乗せられてあげられたら、というような」とコメント。最後に、「僕は皆さんと波に乗れたらと思っています」と呼びかけました。
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