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は?「運転席が真ん中」!? マクラーレン、最高速度403キロのぶっ飛びマシン「スピードテイル」を発表(1/2 ページ)

3座レイアウトのあの90年代究極スーパーカー「マクラーレン・F1」の再来ですよ。

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 マクラーレン・オートモーティブは10月26日(現地時間)、新型スーパーカー「スピードテイル」を発表しました。

スピードテイル
スピードテイル(写真:マクラーレン・オートモーティブ、以下同)

 スピードテイルは、2017年発表の「マクラーレン・セナ」(関連記事)に続く超高性能車カテゴリーに位置付ける“アルティメットシリーズ”の最新モデル。サーキット走行の究極性能を目指したマクラーレン・セナに対して、“究極のハイパーGT”をうたう「最高速度」の究極性能を追求し、マクラーレンの市販車として史上最速となる時速403キロの最高速度を実現しました。

 パワートレインはエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッド方式で、合計1050馬力を発生。時速300キロまで13秒で達する加速性能を実現します。そして、時速400キロ以上の最高速度を実現するために空力性能を追求したボディーには、通常のクルマでは見かけない特殊なパーツを多用しています。

最高速度を追求するため、特殊なパーツで空力性能を高めた
最高速度を追求するため、特殊なパーツで空力性能を高めた

 まず、ホイールの回転で乱れる気流を抑えるために、フロントホイールへ“ホイールと一緒に回転しない”構造のエアロカバーを装着します。続いて、ドアミラーもカメラとモニターによるデジタルドアミラー(関連記事)を採用。併せて、最高速を出す「ベロシティモード」では側面に少し飛び出すカメラを格納してしまい、空気抵抗をさらに減らす仕組みも備えます。

 デザインの特徴でもある長いテールの後端には、従来型のリアウイングではなく航空機の翼に使われる「エルロン」を装備します。さらにこのパーツはボディーとつながった1枚のカーボンファイバーで作られていて、パーツを曲げながら滑らかに変形して機能するようになっています。

 内装の特別感にも注目です。マクラーレンが1990年代に投入したスーパーカー「マクラーレン・F1」と同じ、中央に運転席を配置した独創的な3座レイアウトを復活させました。マクラーレン・F1は、このスピードテイルが登場するまでのマクラーレン最高速度記録マシン。スピードテイルは、速度記録とともにこの往年の名車の再来を意識させるにふさわしいグッと来る特徴も備えています。

 スピードテイルは106台の限定生産で、価格は175万ポンド(約2億5000万円)。残念ながら、発表時点で全て成約済みとなっています。

伝説の「マクラーレン・F1」と同じ“3人乗り”のシートレイアウト
伝説の「マクラーレン・F1」と同じ、センター運転席とする“3人乗り”のシートレイアウト

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