「netgeek」被害者らが団結し集団訴訟へ 「悪意の攻撃で金を稼ぐのを許すわけにはいかない」
ITコンサルタント、永江一石さんが中心となり、「被害者の会」結成を呼びかけています。
ニュースサイト「netgeek」に対し、集団訴訟の動きが持ち上がっていることが分かりました。ITコンサルタントの永江一石さん(@Isseki3)が中心となって進めており、現在はブログやSNSで「被害者の会」への参加を呼びかけています。
netgeekは2013年に開設。運営者は公表しておらず、以前からデマやフェイクニュースの拡散、誹謗中傷、無断転載(著作権侵害)などの行為が問題視されていた“匿名”ニュースサイトの1つです。永江さんは10月、netgeekに誹謗中傷記事を掲載されたとして、ブログで運営者情報提供を呼びかけ、運営者を特定(関連記事)。これまでは不明だった訴訟相手の実態が明らかになったことから、今回の呼びかけに踏み切りました。
永江さんによると、弁護士には既に打診済みで、原告団には同じくnetgeekに被害を受けた、武蔵大学の千田有紀 (@chitaponta)教授も加わっているとのこと。訴訟規模としては20人が目標で、呼びかけを開始してから現在までで、既に2人が参加を表明しているといいます。
永江さんはブログで、netgeekのような匿名メディアについて「私や千田先生はまだブログなどで反論の機会を持っていますが、一般の何も反論できない人を狙い撃ちして悪意の攻撃で金を稼ぐのを許すわけにはいきません」とコメント。また過去には編集部の取材に対しても「悪意のあるでっち上げで個人や団体の名誉や精神を傷つけ、アクセスを稼いで金にするのは反社会的行為だと思います。言論の自由とは全く違うもので、明確な犯罪行為です」と回答していました。
裁判の経過についてはブログやSNSのなどで随時報告するとのこと。また最終的には千田教授とともに書籍としてまとめたいとしています。
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攻撃者は金銭的・政治的な目的のために「フェイクニュース」を使う。