伝説のバンド「クイーン」のリードボーカルであるフレディ・マーキュリーの生涯を描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、11月9日の公開から2週連続で興行収入ランキングで1位を獲得(興行通信社調べ)。また、ファンから要望の多かった“胸熱応援上映”も実施されている他、フレディ・マーキュリーの命日である24日にはTOHOシネマズ日比谷でメモリアルイベントの開催も決定するなど、さらなる盛り上がりを見せそうです。
1970年代にデビューし、「キラー・クイーン」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」「ドント・ストップ・ミー・ナウ」など数多くのヒット曲を生み出したクイーンの活躍を知る世代や、当時を知らない世代からはどう受け止めているのか、ネットの反応をまとめてみました。
公開初日から大きな盛り上がりに
公開日の前日には特別上映が行われたこともあり、多くのファンが反応しており、公開初日には、3万超のツイートがされる盛り上がりを見せています。都内の劇場では満席回が続出し、初週の週末興行成績は累計33万人超を動員するなど好調スタートを切っています。
また、11日付けのiTunesアルバムランキングでは第1位に「ボヘミアン・ラプソディ」オリジナルサウンドトラックが、第2位にクイーンのベストアルバム「QUEEN Jewels」、第4位に同じくベストアルバムの「Greatest Hits」がランクイン。映画を見た後の余韻も楽しんでいるようです。
注目ツイート
映画の試写を見た女優ののんさんは、「素晴らしかった」「スターの人生は映画になるんだ、と改めて感動するドラマでした」と絶賛しており、SNSではフレディ・マーキュリーが1986年のラストツアーで着用していた王冠&マントのコスプレを披露し、注目を集めていました(関連記事)。
男女比と年齢層
男女比は
男女比は、男性55.3%、女性44.7%、男性だけでなく女性にも注目されているようです。
年代は
- 20代:5.7%
- 30代:40.9%
- 40代:28.8%
- 50代:20.3%
- 60代:3.9%
全体の半数を占めたのは、当時を知る40〜50代。予想通りといった反応が見られる中、意外にも全体の4割を占めたのは30代。40〜50代に劣らず高い関心を示していました。
ポジティブ? ネガティブ?
公開前からポジティブな意見が多く、公開後はさらに評価を高めており、観客の満足度は高いようです。
ポジティブなツイート
主なポジティブな意見としては、「曲しか知らなかったけれどクイーンとしてやっていく経過とかさっくりわかったし、なによりも役者の方々が本人にしか見えない」「クイーンのことはよく知らないんだけど、観終わる頃にはバンドメンバーのことが好きになってました」といった声が寄せられており、前知識が全くない人でも楽しめている様子。また、「ますますフレディが好きになった」と往年のファンにも高評価でした。
ネガティブなツイート
ポジティブな意見がほとんどですが、中には、クイーンを愛するが故の厳しい意見もチラホラ見受けられました。
関連ワード
同作に関連して用いられる言葉としては、「感動」「素晴らしい」「面白い」などポジティブな感想が多数。中でも興味深いのは、一見、ロックバンドには似つかわしくない「かわいい」というワードが首位にきていることで、フレディかわいい説が浮上しています。
まとめ
「曲は知っているけど、クイーンがどんなバンドか知らなかった」と当時を知らない世代も興味を示しており、日本での第3次クイーンブームをけん引しそうな様子。また、近年増加する“応援上映”も行われているため、曲を聞き込んでからもう一度足を運ぶファンも多く現れそうです。
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