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「在宅ワークなら子ども見ながらできるよね」という人へ 過酷な現実を描いたイラストに反響、作者に話を聞いた

なぜか在宅ワークは「楽」だと思われる。んな訳ない!

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 「子育て在宅ワーク」ってなんだか楽そう……というイメージがあるかもしれませんが、現実にはめちゃくちゃ大変! というイラストが話題になっています。

 「子育て在宅ワーク」というと、家事をしつつ、昼間は子どもを遊ばせながら自分のペースで仕事ができていいな、楽そうだなというイメージがある人も多いかもしれません。しかし、実際は時間や子どもの行動をコントロールすることがほぼ不可能な中、細切れの時間を捻出して仕事をするため、かなり大変なんです!!


子育て在宅ワーク01 1人で遊んでくれる子どもを見ながらお仕事

 夜泣きで睡眠もままならない状態で1日がスタート。子どもの世話、遊びの相手、家事などをこなし、子どもの昼寝中の少しの時間に仕事をする。仕事がやっとできると思えば、子どもが「おなか空いた」「あそぼ」「おかーしゃん」とやってきて、仕事はもちろん中断。子どものお世話や家事をして、子どもを寝かしつけたら、やっと少しまとまった時間が……。その日の予定なんてあって無いようなもの。しかし締切は待ってくれません。過酷……!


子育て在宅ワーク02 現実の姿

 このイラストに「こんなに大変だとは知らなかった」「子ども見ながら何かするってほぼ無理」など共感や驚きの声が集まっています。

 作者のかねもと(@kanemotonomukuu)さんは、ゲームを中心としたフリーランスのシナリオライター。最近はTwitterやブログ経由での依頼も増え、漫画の仕事も3割ほどに。また、かねもとさんがTwitterやブログで公開し話題になっていた、魔王討伐に行けない魔法使いを描くRPG風漫画『伝説のお母さん』が書籍化されています。(関連記事

 そんな忙しさの中、普段は今回のイラストのような子育て在宅ワークの生活を送っているそうです。かねもとさんに在宅ワークの苦労やメリット、心掛けていることを取材しました。

 ――在宅ワークでもっとも苦労したことは?

 6年の在宅ワークで最も苦労したことは、子どもにゆっくり向き合ってあげられないことです。テレビに子守を任せる時間が長くなってしまったり、仕事のために外出する時間がとれず、子どもがいるような遊び場に連れていってあげられない。あらゆる時間をかき集めて仕事に充てているため、他の親御さんと交流する時間などもなく、子どもつながりの知人・友達がいないことに現在進行形で苦労しています。

 ――在宅ワークのメリットは?

 通勤のある仕事よりも、子どもの体調不良や行事のときに身軽なことでしょうか。また、在宅ワークというかフリーランスの強みですが、受注する仕事の量を調整できることです。断りすぎると仕事が来なくなるというリスクもありますが……。

 ――在宅ワークをするうえで心掛けていることは?

 そうした世間のイメージとのギャップも分かった上で心掛けていることは、仕事と子どもに対応する時間はそのままで、家事のクオリティーをかなり下げたり、夫に自分のことは自分でやってもらうなどして対応しました。あとはとにかく自信を持つこと。自分も家計を支えているし、子どもが育ったあとの人生も長く続いていくので、仕事は重要だと自分のしていることを肯定することが大事かなと考えています。




 在宅ワークはまとまった時間が取れず、自分の集中力との勝負。なぜか子育てしながらでも楽に仕事ができるイメージですが、ただでさえ自分の時間がほとんどない子育て中に仕事も入れているので、どこかを削っているんです。周囲にも「仕事をしている」と理解してもらえないことも多いのですが、めげずに自分の仕事に誇りをもっていきたいですね!

画像提供:かねもと(@kanemotonomukuu)さん

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