一見普通の入館ゲートが……ピッ→「シュバババーン!」 玩具会社の遊び心あふれる近未来ドア、設置の経緯聞いた
これは格好良い。
プラモデルなどを手掛けているバンダイスピリッツ社内の「入館ゲート」が遊び心にあふれているとTwitterで注目を集めています。
話題の発端となったのは、会議のため同社を訪れたというイラストレーターの天神英貴さんが投稿した動画。その「ゲート」は一見すると無地でシルバーの武骨な見た目ですが、入館証をかざすと扉の中央に「ACCEPT(認証確認)」の文字が浮かび上がり、開放に合わせて幾何学的な電子模様が扉上にシュババーンッと広がります。
天神さんが「何度も通過したくなる」と評したこのゲートは評判を呼び、Twitterでは「近未来…! かっけーっ!!」「玩具を作る会社にはこのような遊び心は必要なんですね」「地球上に存在する全自動ドアに実装してほしい~!!」など、興奮気味な感想が多数上っています。弊社にも導入してほしい……!
どんな経緯でこのような仕掛けを採用したのでしょうか? 気になったのでバンダイスピリッツに取材しました。
「基地をコンセプトに、かっこいいゲートにしたいと思った」
――入館ゲートができたのはいつですか?
広報:ゲートは2018年8月から使用していましたが、映像は10月から導入しました。
――どなたの発案でこのように決まったのでしょうか?
広報:総務部で発案しました。このフロアの会議室は基地をコンセプトにしていたので、基地に入るかっこいいゲートにしたいと思ったのがきっかけです。
――仕掛けの元ネタなどがありましたら教えてください。
広報:元ネタというのは特にありませんが、上記のように基地の入口をイメージしてSF風にしたいと映像制作会社様にお伝えしたところ想像以上に良いものをつくってくれました。
――来訪される方や、社内での反応はいかがですか?
広報:初めて見られたお客様は驚いてくれますし、打ち合わせ前の話のネタにもなっているようです。こんな会社で働きたいという声も聞いています。社内でも喜んだり驚いたりしてくれた方が多かったです。
また、プロジェクションマッピング映像ですので、さまざまな映像企画ができることもあり、昨年の12月はクリスマス仕様の映像を表現しました。今後もさまざまな映像表現にチャレンジしていきたいと思っています。
会議室が基地をコンセプトにしていたという点も実にユニーク。プロジェクションマッピングを活用した、おもちゃを手掛ける会社ならではの仕掛けでした。いろいろな表現が可能とのことなので、今後のバリエーションにも期待したいところ。他業種の企業にも、毎日がちょっと楽しくなるこうした試みが広がっていくと面白そうですね。
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