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トヨタ自動車と海外のドリフトレーシングチーム「パパダキスレーシング」が、「オーリス」をベースに開発した最大1000馬力というモンスターマシンが、海外オークションサイト「BRING A TRAILER」に出品されました。
このマシンは海外モデルのオーリス(カローラiM)がベースとなっており、2018年に海外のドリフトレース「フォーミュラ・ドリフト」の専用マシンとして、トヨタとパートナーシップを結んだレーシングチーム「パパダキスレーシング」が開発したスペシャルマシン。たった2台しかないプロトタイプのうちの1台が使われているそうです。
本来のオーリスは前輪駆動車ですが、ドリフトのためにわざわざ後輪駆動車へと改造しています。
ドリフトで魅せるためだけでなく、レースで戦うために作られたガチプロ仕様。本格的なドリフトレーシングカーとして、レースに不要なインテリアはすべて引っ剥がされており、コントロールユニットなどの設備やロールケージの追加、エンジンそのものだけでなく燃料ポンプや吸排気系、最大1000馬力ものハイパワーを伝えていくトランスミッションからシャフト、そしてタイヤに至るまで、すべてが厳選されたパーツで作り込まれたマシンです。
オークションは2月19日まで行われ、最終的に4万6100ドル(約5100万円)で落札されました。プロ向けの本格的なレーシングカーで、そして貴重なプロトタイプマシンがベースであることを考えれば……購入者にとっては破格の安さかもしれませんね。
(春山優花里)
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