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「名前しか知らないあの街」に自転車で行ってみる 【我孫子】で河童と文学の香りに思いを馳せる(3/3 ページ)

今回はミニベロで。

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確かに豪のようなものが

 自然の地形を利用した城だったのだろうか。いわれてみれば城跡のような気がしないでもない。



おじさんの教えてくれたボーイスカウトサインが

 野営地のようだ。まだ先へ道はあったが、これ以上先には進んではダメという看板があった。ここまで、城を感じさせるものはほぼなし……。



行く手を阻む倒木

 サイクリングというより、トレッキングかサバゲーでもしている気分。これ以上、奥には入れないので下山する。



オジサンに教わった通り細い道を通過したら下山できた

 結局、城とか古墳をしのばせるものは何もなかったが、城があった場所にいたって事実だけで十分だ。昼になったので手賀沼に戻って、湖畔で見つけたカフェでランチ。




ほかにサイクリストさんらも



レトロな内装が落ち着く(グリーンカレーおいしかった)


カフェのマスターさんにオススメされた、手賀沼そばの「水の館」に立ち寄る



カモのはく製が展示されてたり


なぜか道の駅的な場所も併設



水の館のすぐ近くにあった千勝神社(小さい)


さらにその近くには香取神社が




全く人気がない……

 さらに走って「古利根沼」という場所に向かう。



突如現れたナゾの階段

 古利根沼に着く直前に、鳥居も石碑もなく、Googleマップにも何も表示されない階段が見つかった……神社っぽいが上にはなにがあるのか。ものすごく気になる。



見上げると祠が

 めちゃくちゃ急坂だけど登ってみる。



めっちゃ小さく、ボロボロになった祠

 写真だと大きさが伝わらないかもですが、(たとえが変だが)犬小屋くらいのサイズ。かろうじて人による管理はされているっぽい。一体、いつの時代に誰がどんな目的で建立したのだろう?



名もなき神社のそばに「芝原城跡」があったので行ってみた


って、ふつうにオフロードなんですが

 今日はやけに山道を歩く頻度が多い。



かつての城の敷地の先端にさっきの神社が!

 点と点が線でつながったかのような快感を覚える。名前は書かれてないけど、お城が存在した当時の守り神だったとかかなあ。

 そのへんの家のチャイムを鳴らして地元に人に聞き込み調査を始めたいと思ったが、さすがにそれは思いとどまった。歩いている人がいれば話しかけたのだけど、全然人がいない。



高台に登ったら、視界がひらけた

 目の前にあるのは利根川ではなく、「古利根沼」。かつて利根川だったのを、蛇行していて氾濫しやすいので埋め立てて真っすぐにしたときに残った名残だそうな。芝原城跡は自然の要塞で守られていたんですね。



トライアングルのゾーンは埋め立て前は「茨城県」だった

 よって埋め立てた今もここは千葉県ではなく、茨城県なのだとか。このゾーンに住んでいる小学生は通学のために渡し船を使わなければならなかったのかもしれない。いまはどうしてんだろ。



ここは芝原城の本丸があった場所



古利根沼に降りてみました

 その後は我孫子駅まで走り、電車に積んで川口方面まで戻りましたとさ。

 籠原駅国府津駅の回ではロードバイクを使って走り回りましたが、現地まで電車移動する場合は写真のようなタイヤの小さい自転車「ミニベロ」のほうが便利。折りたたみ式なので小さくして袋に入れればさっと電車に乗れます。


次回予告

 都内の「曳舟(ひきふね)駅」に予備知識なしで行ってきます。


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