モデルの池田エライザさんが主演を務める「リング」シリーズ最新作「貞子」(5月24日公開)に、1998年公開の「リング」、1999年公開の続編「リング2」に出演していた女優の佐藤仁美さんが、約20年ぶりにシリーズ再登場を果たすことが分かりました。
「貞子」は、1998年に公開され、ジャパニーズホラー界の金字塔となった「リング」シリーズの最新作。“呪いのビデオ”の恐怖を描いた鈴木光司さんのホラー小説最新作『タイド』(角川ホラー文庫)を原作に、ハリウッド版「ザ・リング2」(2005年)以来、約14年ぶりのシリーズ復帰した中田秀夫が監督を務めます(関連記事)。
シリーズ第1作目では、貞子の呪いから生き残り、第2作目ではそのトラウマから精神病院に入院していた倉橋雅美を演じた佐藤さんは、池田さん演じる秋川茉優が働く精神病院の患者として同じ役柄で登場。呪いからはい上がった生存者が、再び貞子の呪いと出会います。
約20年ぶりにシリーズに戻ってきた佐藤さんは、「オファーをいただいてびっくりしました。そういえば私! 生きてた!!!」と驚きつつ、「20年ぶりの生き残りがどうなったのか、楽しみにしててください」とコメント。中田監督に対しては、「全然ブレてなくて、あの時のままでした(笑)ずっと喋ってる(笑)」と当時と変わらない様子を回顧しながら、「中田監督の作る作品は、怖いからなぁ。。。楽しむというより、思う存分、怖がって下さい」と信頼を置いているようです。
中田監督も、「20年の時を経ても『生き証人』としての鮮烈な貞子のイメージは、佐藤さんからエライザさんにビビッドに伝播していきます」と3度目のタッグに自信をのぞかせており、「今回も同性のエライザさんに執着心を持ってしまうという役を、日常的な自然な演技とホラーならではテンションマックスのお芝居の双方を見事に演じきっていただきました」と称賛しています。
ネットでは、「佐藤仁美さんが今年公開の『リング』に出るということで一気に期待値が上がった」「リング2とつながってるんね! 個人的に2好きだったし、展開気になるところ」と公開を前に盛り上がりを見せている様子。また、「確かに、佐藤仁美は最後まで生きていたなあ!」「そうだった! 佐藤仁美、竹内結子の死でおかしくなっちゃってたけどまだ生存してたんだ」と当時の記憶がよみがえった人もいたようです。
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