お笑い芸人のロバート・秋山竜次さんが架空のクリエイターに扮(ふん)し毎回話題となる「クリエイターズ・ファイル」。新たに佐賀県とのコラボレーションで誕生したのが、「−(マイナス)7オクターブの声」で若者に絶大な人気を誇る佐賀県生まれのR&Bシンガー、UMBRELLA。
先日公開された第1弾に続き、第2弾の動画が公開。これに合わせ、多忙な彼女に話を聞いた。
―― 「−7オクターブの地を這うような低音」がUMBRELLAさんの魅力の1つですが、それが身体に負荷を与え、全国ツアーでは倒れたということで心配していました。もうお身体は大丈夫なんですか?
UMBRELLA そうですね。しばらく−7オクターブを出すのはドクターストップがかかっていたので出さないようにしていました。ただ、出さないということは、私の中のUMBRELLAらしさがなくなってしまって。
でも、病室で一度、少し無理をして−7オクターブを出したときに、それまで悪かったはずの数値が全て正常に戻ったんです。それを見たお医者さまも「もう出しちゃおうよ」と言ってくれて、その後は病室でずっと−7オクターブを出し続けていました。
―― 今回の佐賀県への帰省密着では、UMBRELLAさんの人となりや、数々の名曲が佐賀で生まれた背景などを知ることができて、いちファンとしてとても感動しました。UMBRELLAさんが特に印象に残ったシーンは?
UMBRELLA ありがとうございます。ファンの方にこの曲のルーツを紹介しようとしたタイミングで、場所や人が合ったのがすごくラッキーでした。例えば第1弾で出てきた「SHOW CASE BOY」のモデルとなったあまり動かないおじさんがいて本当に良かったし、取材のタイミングで歌詞通りのブラウンベストとグリーンシャツでいたのもすごくうれしかったです。
―― 別のインタビューで「あらゆる意味で(佐賀は)私の原点。R&Bの精神を教えてくれた土地」とおっしゃっていましたが、UMBRELLAさんが考える佐賀県とR&Bの共通点とは? また、特に佐賀県のどこにR&Bを感じられているのですか?
UMBRELLA R&Bというのは、リズムアンドブルース。もともとリズムがあってブルースが乗るもので、単体では生まれないんです。佐賀も一緒で、2つのものを組み合わせるという相乗効果でいいものを作り出してきた場所。「吉野ヶ里遺跡」だって、土と石器でできていますしね。
―― おっ、そうですね。そんなR&Bのある佐賀県で一番好きなスポットは?
UMBRELLA やはり唐津の海沿いかな。海って潮の満ち引きがあって、満ち引く満ち引く、満ちアンド引く……それがもうR&Bなんですよね。
―― R&B深い! 今回の密着動画の撮影秘話などあれば教えてください。
UMBRELLA 実は、−7オクターブ以上に挑戦して、−14オクターブまでいったんです。そのときは本当に上からは吐しゃ物が、そして下からも出ちゃって……最終的には出るものが全部なくなっちゃって、口から食道が少し出ちゃったくらい。
でも、口から出すことには限界を感じていたので、おしりの方からも−7オクターブを出して、それでプラスして−14オクターブを実現しました。今まで以上の、ものすごい地を這うような低音が出せるようになったと思います。
―― 何というウォーズマン理論! その−14オクターブは近い将来、聞けることを期待していいのでしょうか?
UMBRELLA はい、新しいアルバムには入れていこうと思っています。でも、身体にはものすごい負担になるから、上からの−7オクターブと、下からの−7オクターブ、交互にいこうかなと思っています。
―― 私たちファンのためにも、くれぐれもお身体にはご自愛ください! 最後に、第2弾動画の見どころを教えてください。
UMBRELLA 実は第2弾でも、第1弾では紹介しきれなかった曲のルーツを紹介しているので、そこはファンの方なら喜んでくれるかなと思います。また、初恋の人からの手紙……は今回の密着動画で一番涙してしまった場所。ぜひ見てみてください。
―― ありがとうございました!
現在、銀座ロフトと佐賀ロフトでは、UMBRELLAさんも−7オクターブを出したのどを潤すために使用しているという「正直飴」や、UMBRELLAさんをモチーフとした傘など、佐賀県×クリエイターズ・ファイルコラボグッズを期間限定で販売中。また、3月21日から24日までは、銀座ロフトで関連商品を税込5400円以上購入すると、抽選で10人に「UMBRELLA直筆サイン入りTシャツ」が当たるキャンペーンも開催する。
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