こんなのあったらいいな! 産後の母親を助ける理想のサービスを描いた漫画が話題
現実的には国の予算の問題もあるでしょうが、こういうサービスが欲しいと思わざるを得ない状況もまた問題。
赤ちゃんが生まれるのはとてもうれしいことですが、負担の大きさに疲れているお母さんが多いのも現実です。“赤ちゃんを産んだばかりのお母さんを心身ともにサポートしてくれる、こんなサービスがあったら良いのに”を漫画にした「産後のお母さんを助ける人の漫画」が、多くの賛同を集めています。作者は児童書などの挿絵を多く手掛けているイラストレーターの小松良佳(@yoshika_komatsu)さん。
漫画で描かれているのは「お母さんを助け隊」というサービス。育児で疲れたお母さんのための国からの支援で、2人1組のスタッフが自宅に来て最長8時間手伝ってくれます。1年間有効のチケットが10枚送られてきて、子育てで家のこともままならないときや睡眠が取れないときなどに使用でき、双子や三つ子の場合はチケットの枚数も増えます。
「イクメン」という言葉も広がってはいますが、お母さんが育児の役割のほとんど負っているケースが多いのが現状。赤ちゃんのことだけではなく、自分が食事をするのも大事だし、家事だってやらなければなりません。1日に何度もミルクをあげるので睡眠時間を取ることもままならなかったり。漫画では、疲れ切ったお母さんがふと「お母さんを助け隊」のチケットのことを思い出しました。
電話をした翌々日には助け隊のスタッフがやってきて、お母さんが寝ている間に家事全般や赤ちゃんのお世話もやってくれました。安心してまとまった睡眠をとれたお母さんがスッキリして寝室から出ると、家中ピカピカに! これだけのことを1年間に10回も無料でやってもらえるなら、お母さんの負担も少し減って、疲れすぎてしまうこともなくなるのではないでしょうか。こういうサービス本当にあったらいいのに!
お父さんが子育てに協力的でも、仕事のある日はできることが限られるし、育休制度が会社にあっても社内環境から育休を取りづらいお父さんがいるのが実情です。子育てはお母さんが主体となってやらなければならない状態になっており、産後うつになるお母さんもいます。
この漫画を読んだ読者からは、「こんな制度あるといいな」「あったら絶対活用したい」などの実現を希望する声や、育児中の大変だった思い出が寄せられています。
各区市町村や民間企業で近いサービスをおこなっていますが、漫画のようにまとまった時間ではないし、無料というわけでもありません。「お母さんを助け隊」のようなサービスが実現してお母さんの負担が少しでも減って、楽しく育児ができる環境になるといいですね!
画像提供:小松良佳(@yoshika_komatsu)さん
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