レビュー
主題歌「Rain」歌詞とシンクロする「ストロベリーナイト・サーガ」7話 山本耕史に堕ちる二階堂ふみ、その瞬間を見つめる亀梨和也の表情が切ない(2/2 ページ)
「インビジブルレイン」前編。亀梨和也の思いはインビジブル(見過ごされる)のか?
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「隠された」マキタの正体
玲子が柳井健斗のアパートを張り込みをしていると、ひとりの男が現れる。「警視庁の者です」と声をかけると男は名刺を取り出し「小野塚不動産の槇田(マキタ)です」と名乗った(山本耕史)。ふたりで柳井のバイト先まで歩き、電話番号を交換する。いつもの玲子なら「刑事の勘」でなにか気付きそうなものだが……。このとき玲子はすでに槇田に惹かれていたのかもしれない。槇田からメールの返信を待つ玲子は刑事というより恋する乙女という感じだった。
情報提供を理由に槇田に喫茶店に呼び出された玲子。服装やメイクがいつもと少し違うように見える(無意識だろうか)。「なんだか今日は雰囲気が違うようだね」と言われ、一瞬照れる表情も柔らかい。菊田から着信が入っているのも「無視」。全くいつもの玲子らしくない。槇田の正体と自分の恋心に気付きつつ、目をそらしているようにも見えた。
しかしその帰り。敵対する暴力団組員に絡まれ、乱闘騒ぎになる。乱闘をただただ無表情で見つめる玲子。不動産屋だと聞かされていた槇田の正体は暴力団員の「牧田勲」だった。
雨の中、玲子のために駆け付けた菊田が見たのは手をつないで走るふたり。なにもできない。ただ立ち尽くす菊田の表情が胸を締め付ける。思えば姫川班に配属されるところからスタートして(第1話)、だんだんと関係性や存在感を強めてきた菊田。これまでの設定すべてが、そして主題歌の「Rain」が、このシーンの菊田を描くためだったのかも。いや、まだ前半。今夜の後半はますます見応えのあるものになりそう。楽しみー。
これまでのストサガ
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