困っていた外国人観光客を助けた体験を描いた漫画が人気を集めています。外国語をうまくしゃべれなくても気持ちは伝わる……!
ある日、作者のまちだりつ(@crow00613)さんが、友人と歩いていると韓国人の観光客の女性たちに声をかけられました。「クローズ! ホテル!」とホテルが閉まっていて入れないと困った様子で訴えます。女性たちとカタコトとジェスチャーでやりとりしながら調べてみると、ホテルは営業休止中だと分かります。同じ系列のホテルを調べて電話してみると、閉まっているホテルは改装中の旧館で、新館が近くにあるといいます。女性たちは間違えて旧館に来てしまったようです。
新館は近くにあったようですが、外国語で伝えるのも難しいと思ったまちださんは、不安そうな女性たちを物理的に案内することに。彼女らは翻訳アプリで「私たち今日初めて日本に来ました。とても怖かったです」と気持ちを伝えます。自分が同じ状況だったらやはり怖かっただろうと思ったまちださんは、初めて来た日本で怖い思い出のまま帰ってほしくないと思い、「大変でしたね。今日はゆっくり休んでください。日本を楽しんでください。ホテルには連絡しています」と翻訳アプリで返します。
フロントまで送ったまちださんたちに、女性たちは「幸せに! 本当にありがとう!」とお菓子をくれました。彼女たちの安堵した顔が忘れられないというまちださん。「道中お気を付けて!」という粋な英語か韓国語を学ぼうと決心したのでした。
困っている人のSOSに耳を傾け、言葉が分からなくてもせいいっぱい手助けしたまちださんたちがとてもステキですね。最初は怖かった観光客の女性たちも、まちださんたちの助けを得て「怖いまま」の旅にならずに済んだのではないでしょうか。困っている人がいたら、言葉が通じるか心配するよりも行動したいと思わせてくれる漫画です。
読者からは「優しい人に出会えてよかったと心が温かくなった」「しゃべれなくても伝わるものですよね」など称賛や共感が寄せられています。
作者のまちだりつ(@crow00613)さんは漫画家として活動。アイドル成長漫画『スーパースターは眠れない。』などを手掛けています。
画像提供:まちだりつ(@crow00613)さん
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