その結果、ラストの「アルギン酸ナトリウム+塩化カルシウム+ナタデココ(※2回目の偽の黄身)」だけ、驚くほどの強度を得ることに成功。その他は手で割れてしまう一方で、これだけハンマーで叩いても割れず、缶を貫通し、さらにフライパンを凹ますほど硬い物体に。そしてここでようやく、動画タイトルの「偽装卵はミニチュア包丁に最適です」の意味が分かります。長かった……。
あとはまるでパウンドケーキでも作るかのように、型に大量の「アルギン酸ナトリウム+ナタデココ」を流し込み、そこに塩化カルシウム水溶液を入れて、12時間浸したまま待ちます。それから中の固まってない部分を出して、3日間乾燥させたら、橙色でカチカチのバイオプラスチック板が完成……!^いよいよ包丁作りへ
そしていつものように糸ノコ、ヤスリ、砥石などを使い、見事な技術で完成させたのが「偽装卵から作ったミニチュア包丁」。硬度計による測定でフライパンより硬いことがわかり、キュウリもスパッと切れるのが確認できます。それを見せてからの「これは食べることができます」という字幕には、どうツッコミを入れればいいのか……間違ってないけど納得はできない。
ある意味いつも通りの投稿主の行動に、海外ユーザーから「あなたが何をしているのか私は本当にわかりませんが、いつも面白いです」の声が寄せられるなど、頭にハテナが浮かびつつも楽しむコメントが多く寄せられています。なお、偽の卵を使ってAIの画像認識をだまそうとしたり、キュウリが意味不明なところから出てきたりなど、ユーモアのあるシーンもいろいろとあるので、ゆっくりできるときに約21分フルで見てみるといいでしょう。その際はイヤホン使用をオススメします。
画像提供:圧倒的不審者の極み!さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 圧倒的不審者の工房:紙くずを混ぜ続けてミニチュア包丁を作ってみた → キュウリをスパッと切断する硬く頑丈な包丁が完成
作業時間の字幕が最小「3時間」、最大「7日間」という衝撃。 - 圧倒的不審者の工房:錆びたオノを研ぎまくってピカピカの鉄斧に → ジャイロ効果も追加した強すぎるオノが完成
ジャイロ効果ってすごいですね。 - 圧倒的不審者の工房:「梱包に使われる発泡スチロールを再利用」 発泡スチロールとオレンジの皮から軽くて丈夫そうな包丁が誕生
謎の蒸留装置が活躍します。 - 圧倒的不審者の工房:自宅でおいしいパン作り → いつの間にかカーボンより硬い「パン包丁」が完成、抜群の切れ味を発揮
これが未来のお料理動画だ(大嘘)。 - 圧倒的不審者の工房:箱付きの「ギロチンチョコレート」を包丁YouTuberが製作 組み立て式かつ可動式の意欲作
めずらしく包丁じゃなかった。 - 圧倒的不審者の工房:美しい結晶で知られる金属「ビスマス」で包丁を作ってみた → モンハンの武器のようなビジュアルに
この包丁、モンハンで見たことある気がする……! - 圧倒的不審者の工房:海藻を固めて研いで包丁を作ってみた → 切れ味鋭い包丁が完成するも愛する包丁を失うまさかの展開へ
これは悲しい愛の物語。 - 圧倒的不審者の工房:牛乳から包丁を作ってみた → 牛の持ち手も作って紙も野菜もスパスパ切れる包丁が完成
これはあくまで教育ドキュメンタリー動画です - 圧倒的不審者の工房:UVレジンを固めて装飾して研ぎまくってみた → ワイキキビーチ的な常夏の楽園包丁が完成
ふとした瞬間に「これ包丁になるな」って思うものです。 - 圧倒的不審者の工房:ポリカーボネートを研いで透明包丁を作ってみた → 頑丈かつスケスケで丸見えな包丁が完成
飾っておきたい。