日本テレビ系情報バラエティー番組「スッキリ」の司会を務めている加藤浩次さんが7月22日、番組内で宮迫博之さんと田村亮さんが20日に行った謝罪会見を取り上げた場面で、目に涙をためながら「このままの体制が続くならこの会社(吉本興業)を辞める」と強い口調で明言しました。
吉本興業のお笑い芸人13人が「闇営業」(=事務所を介さない直営業)で謹慎処分などを受けている今回の問題。加藤さんは、吉本興業による宮迫さん、田村さんへの対応に「会社に対しての怒り、僕はそれも覚えました。いろんな考えがあると思います。でも僕はこんなところまで追い込んでしまったんだ。会見を拒否されて、自分たちでいろんな人に連絡して、こういった場所を借りて、ここまでやってしまうという状況まで会社が追い込んだんだということに、僕は本当に憤りと怒りを感じています」と発言。
その上で、「意見を言ったら怒られるんじゃないか、つぶされるんじゃないか。現場のマネジャーもそうです。吉本興業っていうのは、本当に現場のマネジャーっていうのは優秀な人間が多くて、そこに納得がいかなくて辞めていった人間も僕は知っている。でも、大崎さん(大崎洋会長)と岡本さん(岡本昭彦社長)を怖がっている状況がずっと続いてきた。これからもそれが続くと思ったら、僕はこの会社に居られない。僕は辞めます!」と断言。「ここまでずっと皆、我慢して頑張ってやってきていて、こんなにたまらないことがこの会社で起こっているんだよ。大崎さんは何も知らないって言うかもしれないけど、絶対知っている。これは僕の意見として言いたい」と語気を強めて訴えかけました。
また、吉本興業の体制についても、「今の経営陣、会長、社長、全部刷新するということが僕は一番良いと思う。新しい形で吉本興業がスタートするんだったら僕はいくらでも力を貸します。今までの旧態依然としたと人間が残っていると何も変わりません。松本さんには辞めるとか言わないでもらいたい。新しい会社を松本さんを中心に作っていただきたいなって僕は考えています。ここは変わるときだと思う。それがないと、亮さんと宮迫さんのあの勇気とあの会見が浮かばれないと思う」とまとめました。
22日14時からは、岡本社長の記者会見が都内で開かれる予定となっており、20日の謝罪会見で上がった「(謝罪会見をするなら)全員連帯責任でクビにする」「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本が株主やから大丈夫」などの発言の真意や、今後の吉本興業の体制にどう言及していくのか、注目が集まっています。
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宮迫さん「間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」。