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張本勲の監督批判にダルビッシュ有「コーナーを消してください」 長友佑都も苦言「非常に残念」

ダルビッシュ投手「思っている以上にあのコーナーへのフラストレーションは高いな」。

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 夏の高校野球岩手大会の決勝戦で、高校生史上最速の163キロを誇る佐々木朗希投手を登板回避させた大船渡高校の判断について、7月28日放送のTBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナー「週刊・御意見番」に出演した野球評論家の張本勲さんが苦言。大船渡の國保陽平監督の判断に批判的な意見を述べると、これに対してシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手がTwitterで、「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」と痛烈に批判。議論が白熱しています。


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ダルビッシュ投手(画像はダルビッシュ有Instagramから)

 決勝戦で花巻東高校と対戦した同校は、準決勝まで9日間で435球を投げてきた佐々木投手の登板を見送り、2-12で敗戦。國保監督は、佐々木投手が故障する可能性を考慮して決断したことを明かしましたが、同校には抗議の電話が殺到した他、ネット上でもその起用法を巡って賛否両論が巻き起こりました。

 張本さんは同番組で、「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ。32歳の監督で若いから非常に苦労したと思いますがね、絶対に投げさせるべきなんですよ」と國保監督の判断を疑問視。「ケガを怖がったんじゃ、スポーツ辞めたほうがいいよ。みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」「苦しいときの投球を体で覚えてね、それから大成したピッチャーはいくらでもいるんだから。楽させちゃダメですよ」など、あくまで登板させるべきだったという姿勢を貫きました。

 これに対してダルビッシュ投手は、張本さんの発言をまとめたネットニュースを引用して件の“シェンロンツイート”を投稿。サッカー日本代表の長友佑都選手もTwitterで、「この記事が真実だとしたら非常に残念。苦境に立たせて大怪我をしたらマイナスでしかない。野球で生きていく選手なら尚更。監督は批判覚悟で選手の将来を守った英断。何度も言うが日程を選手ファーストで考えてほしい」と國保監督の判断をたたえ、張本さんの発言には苦言を呈しています。



 さらに長友選手は、ダルビッシュ投手の投稿に対して「同意」と賛同の姿勢を表明。するとダルビッシュ投手は翌29日、「朝起きたらシェンロンツイートが10万いいね行っててビビる。しかもあの長友さんまで反応してくれるという。俺ならともかく、聖人長友さんを不快にしてしまうとはなかなかなレベルだなと感じたわ。思っている以上にあのコーナーへのフラストレーションは高いな」と長友選手にも触れながら、あらためて同コーナーおよび張本さんへの不満をあらわにしました。


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長友選手(画像はダルビッシュ有Instagramから)

 ダルビッシュ投手の投稿には、「監督の苦渋の決断は間違ってないと思う」「投げさせなくて正解だよ! ここで肩を壊しては絶対に損だ!」「佐々木投手は大船渡のみならず、日本を代表するピッチャーになれる逸材。監督の英断に敬意を表します」など賛同の声が。「見たいというだけで、投げさせるなんてやめてあげてほしいです」という意見に対してはダルビッシュ投手がリプライしており、「自分ほど酷使をされなかった強豪校のピッチャーはいないと思います。2週間キャッチボールすらしていない時もありましたし、先発も県大会、東北大会共に準決勝からという感じでした」と肩の消耗が少なかったという東北高校時代の実体験を明かしていました。



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