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カプコン株価が急騰、年初来高値 利幅大きいDL販売拡大で最高益

DL販売率の拡大で利益率が上昇。

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 2019年8月2日の株式市場で、カプコン(東証1部)が急騰。年初来高値を更新し、前日比345円高(+約15%)の2650円で取引を終えました。日経平均株価が大幅下落する中、値上がり率上位にランクインしています。

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旗艦タイトル「モンスターハンター:ワールド」は9月に大型DLCをリリース(公式サイト

 前日に発表した2020年3月期第1四半期(19年4月〜6月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.3%増の179億円、本業のもうけを示す営業利益は50.8%増の77億円など、過去最高益を達成しました。

 有力タイトル投入サイクルの端境期となり、新作は少数の移植版などにとどまったものの、前期にヒットした「バイオハザード RE:2」「デビル メイ クライ 5」が続伸し、17年度投入の「モンスターハンター:ワールド」も息の長い売れ行きに。リピートタイトルを中心に、利幅の大きいダウンロード販売が伸長し、利益を大きく押し上げたとのことです。

 ゲームソフトを含む「デジタルコンテンツ事業」の営業利益率は、前年同期の41.6%から55.3%に上昇。好採算のダウンロード販売比率が拡大することで、売上高に比べて利益の伸びが大きくなっています。

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デジタルコンテンツ事業は利益率が上昇している(カプコンの決算発表

 通期の業績予想は据え置き、売上高は850億円、営業利益は200億円、経常利益は195億円、純利益は140億円と見込んでいます。

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カプコンの株価推移(Yahoo!ファイナンス

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