もう本物だろこれ……! “超実写”「ライオン・キング」を四宮義俊が“超描写”で再現したもふもふシンバが実写級の仕上がり
新宿駅構内に掲示されている「ライオン・キング」のポスターの中に1枚だけ混ざっているとのこと。
最新の技術を駆使し、実写もアニメーションも超えた、“超実写”と呼ばれるほどリアルなシンバたちを描いた「ライオン・キング」。8月9日の公開に先立ち、新海誠監督のアニメ映画「言の葉の庭」でポスターアートを担当した四宮義俊さんがこれを“超描写”で再現したメイキング動画が公開されました。
新海誠監督も感嘆するほどの美麗なイラストで、アニメ映画「言の葉の庭」や「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」のポスタービジュアルなどを手掛けた四宮さん。約1カ月半かけて描かれた作品では、生き生きとした瞳や1本1本丁寧に描かれた毛など、細部へのこだわりが感じられる仕上がりとなっており、まるでシンバの息遣いが聞こえてくるようです。
今回に限らず、「その絵を見たときに、現実の世界とつながっているのではないかと思わせるような、リアリティーを作品内に残せないか」を常に考えているという四宮さん。今回の作品で大切なポイントをお伺いしたところ、「目です。レファレンスのCGよりもさらに高解像にするために、実際のネコ科の虹彩を参考に描き込みました」とこだわりを明かしており、「『ライオン・キング』の世界観と、自分の緑を基調にした世界観の調和が保てるラインがどこなのかを探りながら製作しました」と苦労した点についても語っています。
「ライオン・キング」については、「サバンナの世界観の作り込みに驚かされました」という四宮さん。「各カットの見え方まで計算されていながら、それを感じさせないような自然な作り込みで没入感と迫力がとにかくすごかったです。動物たちの動きが自然なしぐさでありながら演技をしているという事実にも驚かされました」と感嘆の声を寄せています。
四宮さんの超描写作品は、東京メトロの新宿駅と新宿三丁目駅をつなぐ地下連絡通路「メトロプロムナード」で8月5日から掲示されています。
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