ラーテルハートからおそらく世界初(出版社調べ)のユキヒョウの写真集、『神の獣 ユキヒョウ』が発売されます。
ユキヒョウは現地では神の化身など神聖な動物と呼ばれる、その名前の通り雪のように真っ白い毛皮が特徴的なヒョウの仲間です。日本国内では多摩動物公園や東山動物園など比較的飼育している動物園が多い動物ですが、野生における生息数は4000頭程度といわれていて、絶滅が心配されています。
ユキヒョウは数が少ない上に中央アジアやヒマラヤ周辺の標高の高い高地に生息していること、毛皮が保護色となって見つけにくいこと、とても警戒心が強いことから写真を撮影することどころか、その姿を見つけること自体がとても難しいといわれている動物。
テレビの撮影班が数カ月ロケを行って、1度もユキヒョウの姿を見かけられなかった……ということが過去に何度もあったという話からも、ユキヒョウを見つけることの難しさがうかがえますね。
そんなユキヒョウですが、今回の写真集には積極的にユキヒョウの保護活動を行っている環境保護団体WWF、動物のニュースや写真を数多く取り扱っているナショナルジオグラフィック、野生動物写真家の秋山知伸氏、ラダック(インド)のユキヒョウ保護団体などユキヒョウのスペシャリストたちの協力と支援のもと、貴重な野生のユキヒョウの写真がなんと60点も掲載されています。
ユキヒョウの写真だけではなく、ユキヒョウが住んでいる環境や生態、保護活動に関する説明や写真も盛り込まれている写真集は、ユキヒョウについて深く知ることができる1冊となっています。
『神の獣 ユキヒョウ』はA4判ハードカバーでカラーページが80ページもある大ボリューム仕様、8月19日から1冊4800円(税別)で販売されます。なお8月10日から8月18日まで、有隣堂の一部店舗(全10店舗)にて先行販売も行われますよ。
(三日月 影狼)
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