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「まるで廃墟」 東北・佐野サービスエリアが営業休止、運営会社ケイセイフーズ社長の方針に対してスタッフが反感示す掲示物も

下り線は通常通り営業しています。

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 2019年8月14日、NEXCO東日本は東北自動車道・佐野サービスエリア(佐野SA)の営業休止を発表。フードコートなどが利用できなくなっています。

佐野サービスエリア ストライキ 営業休止 NEXCO東日本 ケイセイフーズ
営業休止になっている佐野サービスエリア(画像はドラぷらより)

 NEXCO東日本が発表したプレスリリースによると、8月14日未明から上り線サービスエリアが営業休止となっており、フードコートとショッピングコーナーが利用不可になっています。

佐野サービスエリア ストライキ 営業休止 NEXCO東日本 ケイセイフーズ
NEXCO東日本のプレスリリース(画像はドラぷらより)

 佐野SAといえば地元のゆるキャラ「さのまる」とのコラボ商品や、地元の名産いちご「とちおとめ」を使った商品、そしてご当地ラーメンの1つである「佐野ラーメン」が人気を集めており、それらを求めて利用するユーザーも多いサービスエリアです。時期は折り悪くお盆ということで、帰省などで利用するユーザーが多かったこともあり、Twitterには現地の様子を伝える写真や動画と合わせて、営業休止を残念がる声が挙がっています。

 Twitter上にアップされた写真は、廃墟のような寂しさを漂わせる佐野SAの外観や無人で薄暗い店内の様子を捉えたものから、運営会社であるケイセイフーズとスタッフの間で問題が起きていることを綴った掲示物の写真もありました。

 掲示物にはケイセイフーズの岸敏夫社長の「方針にはついていけません」と書かれているほか、「解雇された部長と支配人の復帰と、経営陣の退陣」という要求が示されていました。文章内には「これは従業員と取引先のみなさんの総意です」とも綴られており、関係者の間で軋轢が生まれていることを暴露する内容となっています。

 この掲示物はしばらくして撤去されてしまったそうで、利用客とみられるTwitterユーザーの投稿を見ると、現地には誘導スタッフが配置され、通常通り営業している下り線サービスエリアの利用を促しているそうです。

 NEXCO東日本はプレスリリースで「お客さまには大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。現在、営業再開に向けて準備を急いでおりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」と営業再開に向けて動いていることを明らかにしていますが、具体的にいつから再開するのかは不明です。

春山優花里

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