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静岡県のローカルお菓子として長年愛されていた「チーズあられ」が“奇跡の復活”を遂げていたことが分かりました。製造業者の廃業に伴い、今年(2019年)の5月で販売を終了していましたが(関連記事)、8月上旬から再び出荷が始まり、店頭に並ぶようになっています。
新たに製造・販売を担当しているのは、岐阜県の菓子メーカー「ハル屋」。これまで製造していた「エルミオーレ製菓」からレシピを引き継ぎ、試作を繰り返してオリジナルの味を再現したといいます。
「原料メーカーを通じて打診いただいたのが最初で、その後、エルミオーレ製菓の人とお会いし、やらせていただくことになりました。機械などの環境が違うので同じレシピでもまったく同じ味を再現するには苦労しましたが、『違う』といわれるのは覚悟のうえで、がんばりました」(ハル屋 担当者)
サクサクふわふわの食感とやさしいチーズ味が特徴で、特に静岡県では定番のスナック菓子として長らく親しまれていました。5月に販売終了が報じられた際には「そんな……」「ショック!」といった声に混ざって、「ローカルお菓子だと初めて知った」と驚く声もみられ、県民にとってはそれだけ「当たり前」の存在だったことがうかがえます。今回の復活を受けて「これ美味しいもんな〜」「よくやった!」など、Twitterでは喜びの声も多くみられました。
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2019年内に日本で販売終了するとの情報が広まり、Twitterでイラストレーターや漫画家から悲しみの声が上がっていました。