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出版4社「第2の漫画村」を米国で提訴 「今後も断固とした措置をとっていく」

6月以降急速にアクセスを集めていた、サイト「星のロミ」の運営者に対し。

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 漫画海賊版サイト「星のロミ」の運営者に対し、集英社、KADOKAWA、講談社、小学館の出版4社らが、損害賠償請求や運営者情報の開示などを求め、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提訴したことが分かりました。9月14日時点で一部海外サイトが伝えていましたが(関連記事)、編集部が問い合わせたところ、「(訴訟を提起したのは)事実です」と4社から回答を得ました。なお「星のロミ」は9月14日以降、閲覧できない状態が続いています。


星のロミ 「星のロミ」トップページ(web.archive.orgより/モザイク加工は編集部によるもの)

 集英社によると、「星のロミ」は2019年6月以降急速にアクセスを集めており、「第2の『漫画村』となりつつあった悪質な海賊版サイト」だったとのこと。訴状によると、サイトには9万3000冊以上の書籍が無断で掲載されており、深刻な著作権侵害が行われていたといいます。なお、サイトは日本語で運営されていましたが、事業者は米国のサービスを使用していたため米国での提訴に至ったようです。

 今回の訴訟について集英社は、「幸いなことに、(星のロミは)現在はアクセスできない状況となっていますが、残念ながら『漫画村』『星のロミ』以外にもいまだ多数の海賊版サイトが存在しており、撲滅にはいたっておりません。著者が心血を注いで作り上げた作品を守るため、今後も断固とした措置をとって参ります」とコメント。またKADOKAWAも「海賊版サイトをはじめとする悪質な著作権侵害行為に対して、当社は今後も関係各機関と連携しながら断固として戦う姿勢で厳しく対応してまいります」とのコメントを発表しています。


星のロミ 海外ニュースサイト「TorrentFreak」が掲載していた訴状のコピー(TorrentFreakより)

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