脳動静脈奇形を発表していた元アイドルで俳優の間瀬翔太さんが10月19日、「看護師から衝撃の一言」というタイトルでブログを更新。手術を経て8月に退院してからというもの、味の好みが変わってしまったことを明かしています。
間瀬さんは、アイドルグループ「BLIZZARD(ブリザド)」のメインボーカルとしてデビュー。解散後は、俳優として映画「新宿スワン」「愛なき森で叫べ」や「龍が如く6」(ゲーム)などに出演していましたが、2019年7月に10万人に1人の難病といわれる「脳動静脈奇形」を発症します。
脳動静脈奇形とは、「ナイダス」と呼ばれる血管のかたまりのようなものによって脳の動脈と静脈が直接つながってしまう病気で、クモ膜下出血などの原因となることもあるようです。
間瀬さんによると、好んで食べることは少ないという「甘い物」を積極的に口にするようになり、毎日アイスを食べたり、年に2〜3回しか飲まなかったというコーラも、退院後は週に1回のペースで飲むようになったりしているとのこと。ただ、自分で調べたところ脳の手術と味覚の変化の関連性は高くないようで、「看護師の友人」いわく「お酒辞めたからだよ!」とのこと。「お酒好きは飲んでる時幸せですよね? 甘い物好きはケーキ等を食べてると幸せですよね? その幸せは同じ種類の幸せだそうです☆」と自身の言葉でかみくだいて説明しています。
ブログでは、脳出血により病院で治療を受けた発症当日の状況から、自身の身に起きたさまざまな症状の説明、度重なる手術によりくじけそうになる心など、自らの言葉で赤裸々に告白してきた間瀬さん。病気についてつづることは、「【これから病気と戦う人】のチカラにはなれるし、勇気に変わる」と考えているものの、「【戦いを終えた人】にとっては嫌な記憶を呼び起こしちゃうんぢゃないかな?って、毎日不安や恐怖と戦ってる」と葛藤もあるようです。
退院から2カ月が経過している間瀬さんですが、現在でも走ることはできず、入浴後も目眩(めまい)が起きてしまうとのこと。病気がきっかけで5つ以上の仕事を失い、収入は「30分の1」以下に激減してしまったといいますが、「絶対現場に呼ぶからな」「ラジオ番組のMCをやってほしい」といったオファーもあるそうで、「今も毎日どうしようか悩み中ですが、日々頑張って生きていこうと思います」と前向きな言葉をつづっています。
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