Onion Gamesの公式Twitterアカウントが、「moon」に関するアンケートページを公開しました。欲しいグッズや好きなキャラクターを調査し、ユーザーの声をもとに商品化を検討。結果次第では、すでに幻となっているサントラや攻略本の再販もあり得るといいます。
「moon」は1997年発売のプレイステーション用ソフト。「アンチRPG」としてコアなファンを獲得し、2019年10月にはNintendo Switchに移植されました(関連記事)。
「moon」公式サイトで始まった“ぶつよくアンケート”では、ユーザーに対し欲しいと思うグッズを複数回答形式で訪ねています。豪華版サウンドトラック、アパレル商品、スマホアクセサリ、LINEスタンプなどの項目に加えて、現在はプレミアが付いてしまった攻略本や絵本を希望することも可能です。
さらには「好きなキャラクター」に関する質問も。十余年の時をへて、あなたの推しアニマルがグッズ化されるかもしれません。
ねとらぼでは「moon」ディレクターであり、現Onion Games代表取締役社長の木村祥朗さんを取材。アンケートの背景について尋ねました。
木村祥朗さん(以下、木村):実は今のところ、グッズやサントラの発売予定はありません。 しかしたくさんの人に「moon」をプレイしていただき、そして予想以上に関連商品の要望をいただきました。ですので、前向きに検討すべくアンケートをとることにしました!
――個人的に実現してみたいグッズはありますか?
木村:個人的にはサントラがすごく楽しみです。時折、moonの音楽担当のセロニアスモンキースからサントラの構想を聞くのですが、彼らの考えている、これまでの「moon」を総括したような「豪華版サントラボックス」が実現できるのかどうか、具体的な需要を数字で把握できれば、セロモンのイメージ、ドリームを実現できると思うのです!
――結果次第では発売の可能性があると思っていいのですね?
木村:もちろん、可能性あります! 販売予測数が高ければ高いほど、よりよいものを作れると思うのです! アンケートには「moon」の感想を記入する欄もあります。サントラに関してのご意見やご要望もそこに書いていただけるとうれしいです! そういうわけで、みなさま是非アンケートにご協力くださいませ!
ファンにとっては願ってもないチャンス。回答は公式サイトから募集しています。
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