デザインの力で子どもたちを守りたい 「肩にかけるおまわりさん」コンセプトのトートバッグがTwitterで話題に
悲しい事故を少しでも減らしたいという願いが詰まってます。
光を反射しておまわりさんが立っているように見える。子どもたちを交通事故から守るために考案されたトートバッグがTwitterで話題になっています。
話題のトートバッグは「まもってトート」というもので、クルマやバイクで知られるホンダが2019年9月に発表した子ども向けトートバッグ。「肩にかけるおまわりさん」というキャッチコピーの通り、クルマのヘッドライトなどの光を反射して、暗い道では警察官が立っているように見えるというユニークなコンセプトで作られています。
昨今、子どもが巻き込まれる痛ましい事故が目立つことから、ホンダはクルマそのものの安全だけでなく、違う視点からも「安全」を追求。「事故に遭わない社会」という理想を実現する活動の1つとして、今回の「まもってトート」を考案したそうです。
デザインは「暗闇で光るおまわりさんの制服を見ると、ドライバーがハッとする心理」から着想を得たそうで、夕暮れ時や夜間に子どもたちの存在を気づきやすくなるのではないかと効果に期待しているそうです。また、子どもたちが自ら持ちたいと思えるように「可愛くてかっこいいトート」というデザインも意識して組み込まれているそうです。
まもってトートが注目を集めるきっかけとなったのはTwittterユーザー・Rei Hanada(@0hana613)さんの投稿。Rei Hanadaさんは「『運転手が1番ビビるのは警官・パトカーやろ』つってホンダが作った子供用トートかわいい」「『肩にかけるおまわりさん』というコンセプトもかわいい」「車メーカーが車のみならず歩行者側からも事故防止に努める流れもよき」と、まもってトートを絶賛。すると、Twitterで2万件以上もリツイートされ、多くの人々の目に止まることになりました。
投稿には「かわいい」「大人もほしい」「すごくいいね!」と好評が寄せられており、ホンダの活動を賞賛する声や、夜遅くまで塾通いする子どもなどに実際に持たせたいといった声も寄せられていました。
ホンダは9月21日からHondaウエルカムプラザ青山や特設サイト上でまもってトートの無料配布を行っていましたが、すでに配布終了しています。特設サイトにはリフレクターテープを使って自作する方法がまとめられているので、興味がある人はまもってトート作りにチャレンジしてみては。
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