「小学生がデザインしたのか」「いや待て、すごいぞこれ」 サイバーパンクな斬新デザイン、テスラの新型車「Cybertruck」みんなどう?(1/2 ページ)
早速「コラ画像で遊ぶ」人もいろいろ、「こんなのが街にあふれるとか、革命的だ」などの声も。
米テスラが11月21日(現地時間)、新型のEV(電動自動車)「Cybertruck(サイバートラック)」を発表しました。
まず、想像を超えたサイバーパンクで斬新すぎるデザインに、みんな「はぁぁぁ!? 何だこれ?」といきなり驚がく。ひと昔前のゲームの世界から飛び出してきたようなローポリゴンっぽい角張ったデザインに加え、防弾仕様ということでガラスの丈夫さをアピールしようとして鉄球を投げたら、あ、割れちゃった!(その後株価下落)という発表会でのまさかのハプニングなど、いろいろと話題を集めています。
イーロン・マスクCEOのツイートによれば、Cybertruckは23日時点で14万6000台、27日時点で25万台もの予約があり、好調な滑り出しのようです。
Cybertruckの鋭くカクカクした独特のデザインは、ゲームや映画の中の未来のクルマか、サイバーな雰囲気のコンセプトカーのようです。横から見たフォルムとステンレスむき出しのような外装は、何だかデロリアンとか、SF映画の中の火星探査車などを連想してしまいます。市販予定のEVであることが信じられないような外観に目が行ってしまいますが、性能や機能はかなりすごいことになっています。
Cybertruckはその車名の通り「ピックアップトラック」型のEV。ピックアップトラックはフォード・F-150(関連記事)が定番車種で、米国で特に人気があり、最も売れる米国の国民車といえるクルマです。そんな市場にテスラはEVで殴り込みをかける考えです。
スタイルはカクカクなれど、前席2列のシート(内装もカクカク!)の後ろに荷台があります。大量の荷物を載せる使い方はもちろん、テントを張ってキャンプしたり、スロープを付けてバイクを積み込んだりなどといった遊び方も提案します。荷台のカバーをソーラーパネルにして、航続距離を伸ばすこともできるそうです。
パワートレインは1モーター後輪駆動、2モーターAWD、そしてテスラ初の3モーターAWDを用意します。最も強力な3モーター仕様は、0-100キロ(60マイル)を約2.9秒というスーパーカー顔負けのブッ飛んだ加速性能を誇り、また約6.3トンまでのトレーラーもけん引できます。イーロン・マスクCEOはCybertruckを「フォード・F-150より優れたトラックであり、ポルシェ・911より速い」と述べています。
車体サイズは5885(全長)×2027(幅)×1905(高さ)ミリ。あのトヨタの巨大ワゴン「グランエース」(5300×1970×1990ミリ)(関連記事)よりデカいです。
ピックアップトラックの需要が低い日本では、デザインの奇抜さや「ガラス割れてそんなはずじゃなかった発表会」などで冗談半分で見ている人は多いようですが、5日間で25万台もの予約となれば……、米国では長年不動の王者だったフォード・Fシリーズも陥落するのではと見る人も多いようです。
また、「こんなんすぐモデリング出来そうじゃん!…とおもって実写画像漁ってみると、実はただのフラットなポリゴン面じゃない所が多いことが分かった」という3DCGデザイナーの方や、このデザインの空力特性をシミュレートして「エンジニアリングの驚異」とツイートする人も出てきています。
ともあれ、日本の街でもこのCybertruckが走っている姿を早く見てみたいものです。
「テスラ・Cybertruck」フォトギャラリー
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実際にあったら何度も横断してしまいそう。