ありがとう「カモノハシ」 新幹線700系の引退イベントが胸熱、激レア「行先表示器字幕」がもらえるツアーも(1/2 ページ)
ラストランは2020年3月8日。最後にぜひ乗っておきたいぞ! という人に「ちょっとしたコツ」あります!
JR東海が「東海道新幹線700系車両」の最終走行日を2020年3月8日に決定したと発表。東海道新幹線管内のラストランに向けた引退イベントや企画も数々行われます。
700系は1999年に登場した東海道山陽新幹線専用の新幹線車両です。最高速度は東海道新幹線で時速270キロ、山陽新幹線で時速285キロ。下ぶくれした特徴ある顔つきから「カモノハシ」の愛称で親しまれました。また「ドクターイエロー」で知られる923形新幹線電気軌道総合試験車や、台湾高速鉄道700T型のベースにもなりました。
700系の最終運行列車は、2020年3月8日9時47分東京発新大阪行きの「臨時のぞみ315号」(「ありがとう東海道新幹線700系」のぞみ号)。指定席特急券、グリーン券は「2020年2月8日10時」に全国のみどりの窓口で発売します。10時打ちで……瞬殺必至です。
このラストラン列車「臨時のぞみ315号」は、東京駅で出発式、新横浜〜京都駅間で記念メダルと乗車記念カードを配布、終点の新大阪駅で引退式が行われます。
ラストランに向けた引退企画もいろいろ、激レア「行先表示器字幕」がもらえるツアーも
ラストランに向け、700系には車体側面と前面に記念装飾が施されます。ラストラン装飾した700系は2020年2月12日から2月28日まで1日15本程度を運転する計画。走行予定はJR東海の特設Webサイトで公開します。
2020年2月29日と3月1日は、700系を団体専用列車(旅行企画ツアー商品)として運行します。
このツアーでは、700系の車体を再利用して作られた記念メダルと記念乗車証がもらえます。さらに、抽選で「行先表示器字幕(を切り分けた1カット)」も当たります。こ、これは……!! 700系の行先表示器は東海道新幹線では最後の「幕」タイプ。特に貴重な記念品になりそうです。
乗り心地と速さ、使い勝手をバランス良く組み合わせて作られた700系は、その後に活躍する現行のN700系シリーズ、最新型N700S(関連記事)にも大きな影響を与えました。
なお、東海道新幹線管内における700系の定期運行は2019年12月1日に終了しています。しかし、引退イベントの開始までは東海道新幹線管内でも年末年始を中心に臨時列車として運転しています。乗車のチャンスはまだまだ残っています。時刻表や駅の空席案内で「喫煙席マークのついた列車」を目印に探すのがコツです……!
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