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2019年12月27日の株式市場で、パルコ(東証1部)がストップ高(値幅制限の上限)となる前日比300円高(+21.77%)の1678円に上昇しました。
前日の取引時間終了後、親会社で大丸と松坂屋ホールディングスの共同持ち株会社であるJ.フロントリテイリング(東証1部)が、パルコを株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表しました。TOBが成立すると、パルコは上場廃止となる見通しです。
買い付け価格は1株1850円と、26日終値(1378円)を約34%上回っており、27日は買い注文が殺到しました。TOBは12月27日から2020年2月17日までの予定です。
パルコは1953年、東京・池袋駅の駅ビル開発を目的とした「池袋ステーションビル株式会社」として設立され、69年に「池袋PARCO」を開店。70年に現社名に変更し、パルコブランドで各地にファッションビルを展開していきました。旧セゾングループでしたが、森トラスト傘下を経て2012年にJ.フロントリテイリングの傘下に入りました。
87年には東証2部、88年に東証1部に上場しています。27日終値ベースの株式時価総額は1703億円です。
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