いま、『トランクルーム』の人気が上昇し、その数が増加している。
少し前まで断捨離ブームだったが最近は、モノを預ける時代になりトランクルームが大人気だ。家のポストにチラシが入っていることも多いが、まさにトランクルーム市場は今、右肩上がり。現在、国内市場はおよそ590億円、過去6年間で毎年8パーセントの拡大を続けており、2020年には700億円。そして2025年には、1,000億円を超えると予測されている。
では、どんな目的でどんな物を預けているのか。2月6日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」ではトランクルーム大手「キュラーズ」に話を聞いた。
30代・40代のファミリー層を中心に、学生から高齢者層まで幅広い世代の人が利用しており、結婚や出産など家族構成が変わるタイミングで、利用されるケースが多いとのこと。また、引っ越しシーズンには、一時的に利用する人も。さらに、最近では災害などの非常時に備えて、大切な物を収納するケースも増えているということである。
預けている物は、衣類や家具、電子機器、自転車、思い出の品、本、CDなど。変わったところでは、釣り竿やパンフレットなど、“お父さん”の趣味のコレクション。自宅に保管していると、“奥さん”から「いい加減、どうにかならないの?」と小言を言われてしまうが、トランクルームならば、そんな心配が要らない。秘密基地のようにコレクション置き場として、利用されていらっしゃる人もいるそうだ。
気になるのは料金。施設の立地によって料金は異なるが、キュラーズでは、一番小さなBOXタイプ(ミカン箱程度の段ボール箱6箱分のサイズ)で、月額3,000円程度から利用可能とのこと。4畳タイプ以上もあって、冷蔵庫も預けることができる。
そんなキュラーズは、「24時間いつでも荷物の出し入れが可能」「お客さんと荷物を自宅まで無料お迎えサービス」「屋内型のため、空調完備」「店舗には“収納コンシェルジュ”と呼ばれる専門スタッフが常駐」といった特徴がある。
では、トランクルーム市場はなぜ急拡大しているのか。その理由は、首都圏を中心に住宅の居住面積が減少していることが原因。住宅を建てる際、部屋の広さを確保するために、収納スペースを削るケースもあり、トランクルームが収納不足に悩む消費者の受け皿となったという背景である。
また、トランクルームは、数年前から盛んになっている空き地や、空きスペースの有効活用法としても注目を集めている。
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