ビックバイパー(グラディウスIV)のプラモデルを適当に組みながらプラモとSTGについてダベる会をしました:マシーナリーともコラム(1/4 ページ)
グラディウスは良いぞ。
バーチャルYouTuber、マシーナリーとも子による不定期コラム第23回(連載一覧)。前回『僕の心のヤバイやつ』記事のラストで、「次回、インタビュー編へつづく」と書きましたが、ちょうど同時期に仕込んでいた、「マシーナリーとも子がなぜかビックバイパーのプラモデルを持って会社に来たので、それを組み立てながらプラモデルやシューティングゲームについてダラダラ語る会」の記事(なんだそれは)がメーカーチェックから帰ってきたので、急きょ順番入れ替えでこちらを先に掲載します。
ライター:マシーナリーとも子
徳で動くバーチャルYouTuber(サイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンやプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在は自分のグッズを売ったりライターやったりして糊口をしのいでいる。お仕事募集中。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/barzam154
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ポータルサイト:https://www.machinery-tomoko.com/
今日はプラモを作りながらシューティングゲームについてダベります
とも子:ヴァー。マシーナリーとも子よ。
池谷:ねとらぼ編集部の池谷です。
とも子:今回はひょんなことからプラモデル会社ピーエムオフィスエーから2月発売のプラモデル、「グラディウスIV」ビックバイパーのテストショット(※)をもらったので一緒に組み立てながら遊ぼうと思ってねとらぼ編集部にやってきました。
※テストショット……プラモデルの開発中に型の具合を見るために試しに整形してみたパーツのこと。何度もテストショットを出しては彫刻や嵌合(かんごう)の具合を確かめつつ製品化されていく
池谷:ひょんなことからプラモデルの試作品がもらえるってこと、ある?
とも子:こないだ『Vティーク』の取材で遊びに行ったんだけどさ、そんときに「ねえねえ御社ビックバイパーのプラモ作ってるんだよね!!!! めちゃめちゃ売れてほしいからレビューするからテストショットできたらちょうだい!!!!」ってお願いしたんだよ。
池谷:厚かましい!
とも子:あとまあ、プラモデルを肴(さかな)にしながら適当にダベるってのこのコラムでやってみたくてさ。私、昔はプラモデルちゃんと改造してヤスって色塗ってってやってたんだけどさ。
池谷:僕も、昔はタミヤの戦車とかそうやって作ってましたねえ。
とも子:でも最近動画作ったりマンガ描いたりしてるから全然プラモに割く時間がなくてさあ。こうしてダベったりしながらエイヤと組み立てれば楽しいんじゃないかなと思って。ガンダムのプラモとかをYouTubeとか見ながらたらたら組み立てるのってなんか楽しいじゃん。あと池谷さん「グラディウス」好きっしょ?
池谷:いまだに「グラディウスIII」クリアできないけど、大好きですね。「III」クリアできないんですけど……。
とも子:いや「グラディウスIII」がクリアできるのは限られたつよつよシューターだけだから! なにクリアできないのがコンプレックスみたいな顔してんだ。私なんてPSP版の初代とファミコンの沙羅曼蛇しかクリアできない下手の横好きだから!
池谷:キューブが……キューブがよぉ!
組み立てる前に眺めてみよう
とも子:じゃあ早速……。
池谷:組み立てはじめますか。
とも子:いや、まず切り離す前によく目で見て楽しむ。
池谷:バチバチ組み立てるんじゃないの!?
とも子:パーツを切り離す前の方がどういう意図で設計されたのかとかよく見えて楽しいじゃん……。
池谷:全然そんなこと考えたことありませんけど……。
とも子:先端の二股に分かれてるとことか特徴的でパーツもデカいから「このプラモはビックバイパーです!!!」って主張してきてテンション上がるよなぁ〜。「これからビックバイパーを組み立てていいんスねっ!?!?」ってなっちゃう。
池谷:確かにこのあたりはそれっぽくていいね。
とも子:あとこのあたりの四角いパーツとかは逆に「デカめでかっこいい形してるけど、どのパーツなのか分からないな……」って感じがミステリアスで面白いね。
池谷:なんだろうねこれね。スラスターとかミサイルポッドのようにも見えるけどビックバイパーってこんなパーツついてんの……?
とも子:(説明書を見る)……あ! これ台座にくっつけるパーツだったわ。
池谷:ビックバイパー関係ねえじゃん!
とも子:この羽根みたいなパーツもスライド金型使われてて楽しいね。別に使わなくても角度を傾ければ抜けそうだけど表面に出るディテールをパッキリ出したかったのかな。
池谷:いきなりド専門用語使わないでくれます? スライド金型ってなによ。
とも子:プラモデルって基本、タイヤキみたいに上下の2枚の金型が合わさって、その間に溶かしたプラスチック流し込んで作られてんのよ。これはどういうことかっていうと、上下の型に引っ掛かっちゃうようなカタチ、つまり「コの字状のパーツ」とかは引っ掛かっちゃって抜けないから作れないわけ。「逆テーパーの形状」って言うんだけど。
池谷:あー、なるほど。言われてみればそうですね……。その点でいうとこのパーツは……。
とも子:ランナーに対して垂直に穴が開いてるでしょ? これはどういうことかっていうと上下以外の方向からもう一つ型を差し込んで、プラスチック流したあとに抜くわけよ。そうするとこういうパーツが成型できるんだな。
とも子:このパーツのランナーが一部途切れてるのは、スライド金型を抜くための空間がここに設けられていたんだろうと、そういうことがこのパーツの形や配置から分かる。
池谷:まあ確かに……。
とも子:プラモデルって、適当にパーツが配置されてるわけじゃなくて、例えばいまの逆テーパーとかスライド金型の話にしてもそうだし、あと基本的に上下方向に出るモールドはシャープで、側面方向にでるモールドはダルくなってしまうから、そういうことを考えながら切り離す前のパーツを見ると「ああ……設計した人は偉いなあ……」って思えるぞ。
池谷:あ、あと一応パイロットがいるね! ちっちゃ!
とも子:このプラモの縮尺、1/144だからね。
池谷:こうやって見るとビックバイパーってデカいんだなあ。宇宙を飛ぶもんなあ。
とも子:ビックバイパーのパイロットって誰なんだっけ? ジェイムスだっけ?
池谷:それはMSXのシリーズだけだった気がするなあ。
とも子:あと「コナミワイワイワールド」でも乗れたよな……。もしかしたらこのパイロットのパーツはコナミマンなのかもしれない。
池谷:いやだからグラディウスIVのビックバイパーなんでしょ!? コナミマンではねえだろ!
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