山手線では49年ぶり、30番目となる新駅「高輪ゲートウェイ駅」が2020年3月14日に開業。これまでの駅とは異なり、AIやロボットなど最新のテクノロジーを導入した話題の新駅を見に行ってきました。
高輪ゲートウェイ駅は、品川周辺の再開発事業「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として設置されたもの。駅は暫定的な開業となり、改札口はまだ1方向のみ。今後も駅周辺の施設の開業を目指して、各所で工事が進められており、本格的な開業は2024年を予定しています。
駅の位置は品川駅から約0.9キロ、田町駅から約1.3キロの地点で、所属路線は東海道本線となりますが、山手線と京浜東北線が停車します。京浜東北線は日中に走る快速電車も停車します。高輪ゲートウェイ駅の近くには都営浅草線・京浜急行線の泉岳寺駅があり、徒歩で乗り換えが可能です。
開業当日の記念式典は新型コロナウイルスの影響で行われず、駅前で予定されていた開業関連イベントも延期が決定したため、比較的静かな開業になるかと思われましたが……、実際は多くの利用客でにぎわっていました。
新駅に集まったのは鉄道ファンが多いのかと思いきや、駅名標と一緒に自撮りしたり、自身を画面に写して“SNS映え”を狙う人も多い様子でした。鉄道ファンに限らず、たくさんの人々の関心を集めていることがうかがえます。
開業日である3月14日の日付が入ったきっぷを求める人が駅の券売機に殺到し、最大210分(3時間30分)という驚異的な待ち時間が発生して、ネット上で大きな話題となっていました。
待ち時間は夕方ころには「180分待ち」。まるでテーマパークのアトラクションのような待ち時間ですが、券売機できっぷを購入するための待機列です。夜が深まるにつれて人が減るどころかさらに列は伸び、22時ころでも「210分待ち」の状態に。
JRの運行情報にも「きっぷを購入する人で混雑している」という普段は見られないような珍しい案内表示が出現しました。
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