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トヨタ「新型コロナ」自社工場で感染者を確認 ホンダや日産など国内メーカー「COVID-19」対応発表まとめ

国内の自動車・バイクメーカーのコロナ対応情報をまとめました

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大や予防のための行動制限により、国内外の自動車メーカーやバイクメーカーにも影響が出てきています。この記事では、3月20日時点で判明している各社の新型コロナ対応・影響をまとめました。

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トヨタ自動車「新型コロナ」への対応についてまとめたプレスリリース

トヨタ自動車

 2020年03月20日、トヨタ自動車は愛知県豊田市高岡工場に勤務している従業員1名が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表。3月14日に発熱があり、週明けの3月16日から仕事を休んでいましたが、3月19日にウイルス検査を実施したところ陽性反応が出たそうです。これを受けて、濃厚接触者11人を特定し、最終接触日から14日目までの自宅待機を命じたほか、感染者が勤務していた職場は3月19日時点で消毒作業を実施して、稼働再開の対応を取ったと発表しています。

 また4月1日に予定していた2020年度新入社員の入社式も中止にすると発表しています。

 なお、3月11日に決着した春闘においてベースアップ(賃金の底上げ)を7年ぶりに見送りましたが、これについては新型コロナの影響ではないと説明されています。中国需要の減少により、高級車ブランド「レクサス」の国内生産を3月16日から2週間ほど縮小しています。

 お客様窓口や展示施設の営業にも影響が出ています。レクサスインフォメーションデスク/トヨタお客様相談センターは、3月2日から当面の間、受付時間を10:00〜17:00に短縮。トヨタ会館・工場見学は4月5日まで中止、トヨタ博物館とトヨタ産業技術記念館は4月6日まで臨時休館、トヨタ鞍ヶ池記念館は3月30日まで休館、メガウェブも当面の間は休館としています。

日産自動車

 日産自動車では、アメリカ、イギリス、スペインなどの海外工場を停止中。また、中国市場における2月の新車販売台数について、前年同月比80.3%と大きな打撃を受けたことも明かしています。

 銀座のショールーム「NISSAN CROSSING」は、3月31日まで営業時間を11:00〜18:00に短縮。横浜の「日産グローバル本社ギャラリー」は4月1日まで臨時休館します。工場見学は3月31日まで中止、4月以降の分も当面は新規の予約受付を見合わせます。全国の日産自動車販売会社は通常通り営業します。

ホンダ

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写真は東京モーターショー2019で撮影したもの

 本田技研工業は北米工場を一時停止中で、国内でも入社式の中止や本社社員の在宅勤務化といった対策を実施しています。一方で、感染初期に影響を受けた中国・湖北省の武漢工場は3月11日から少量生産で操業を再開しています。

 4月4日・5日に開催予定だった「Enjoy Honda 2020 鈴鹿サーキット」などのイベントを中止するほか、各工場の工場見学を中止。ショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」は臨時休館中です。

マツダ

 マツダも海外工場の操業に影響が出ているほか、国内では本社スタッフの在宅勤務を実施。5月22日〜24日に予定していた創立100周年感謝イベント「MAZDA OPEN DAY 2020」は秋以降に延期されます。

SUBARU

 SUBARUは米国インディアナ州の工場を操業停止しているほか、国内工場の部品調達に影響が出る可能性もあるとしています。このほか、公式オンラインショップの問い合わせ対応などに影響が出ています。

三菱自動車

 三菱自動車は新入社員の入社式を中止。また、国の指示で小中学校・高校の一斉休校が行われた影響を考慮し、通勤が難しくなった子持ち従業員に特別休暇を付与するという対応も行っています。

スズキ

 スズキは四輪車については2018年に中国市場から撤退していますが、二輪車事業は継続しており、工場停止などの影響が発生中。国内では、一部地域のディーラー従業員から感染者が出たことによる一時休業などの影響がありました(該当店舗は18日に再開)。

ヤマハ発動機

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写真は東京モーターショー2019で撮影したもの

 ヤマハ発動機は、中国からの部品供給が滞っていることから、国内工場で生産を一時停止しています。また、イタリアとフランスにある海外工場も同様に停止中です。

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