心優しいネッシーを操り、船の航行を手助けするゲーム「Super Ness」がSNSを中心に大きな評判を呼んでいます。ゲームはインストール不要で、PCやスマホのブラウザからプレイ可能。話題のきっかけとなったのは、ニカイドウレンジ(@R_Nikaido)さんのツイートでした。
「Super Ness」は画面端からやってくる船を助けて、反対側の端までたどり着かせるのが目的のゲーム。航路上には機雷や氷山が当たり前のように流れており、時折UFOも現れ船の進行を阻もうとします。過酷というよりも「どうしてこうなった!?」と突っ込みたくなるような障害が満載です。
動画では、首の長いネッシーが船を頭に乗せて、氷山から船を助けるシーンを中心に「Super Ness」の魅力を伝えています。ツイートをしたニカイドウさん自身は、ロッズ(@rods_skyfish)さんのnoteの記事「遊ぶと元気になれるショートショートフリーゲーム10選」で同作を知ったそうです。
noteでは「Super Ness」をはじめとした短時間で遊べるフリーゲームを複数紹介。「Super Ness」については、タイトル画面でのネッシーの愛らしさに触れつつ、「なんでこんな危険な航路へこぞってやってくるんだ」という突っ込みも見せていました。
なお「Super Ness」の主人公はニカイドウさんのツイートでは“ネッシー”、ロッズさんのnoteでは“プレシオサウルス”と呼び名が異なっていますが、本稿ではタイトルの「Ness」に倣って“ネッシー”で統一しています。ちなみにSuper Nessは海外版スーパーファミコンの略称である“Super NES”にちなんだシャレな気もします。
ふらふらするから船を優しく扱いたくなる
実際にプレイしてみて感じたのは、思った以上に上手に船を運ぶのが難しいということ。船を頭に乗せればOKというわけではなく、重心を見極めて持ち上げないと船は簡単に頭の上から落ちてしまいます。
さらに、ちょうど重心(だと思われる位置)で船を持ち上げても、勢いよく動くと頭の上で船はふらふら。あまり急な角度で着水させると船は沈没してしまうので、生卵をスプーンに乗せて運ぶかのようにていねいに運んであげる必要があります。
また、船を持ち上げて機雷を避けたり、ぶつかり合っている船の位置を入れ替えたりして航行を手助けできます。そして無事、反対側の画面端までたどり着かせることができると、報酬としてパールをゲット。パールはゲーム中でアンロックされるネッシーのスキンと交換できます。
ゲーム全体に漂う穏やかな雰囲気と相まって、なんとなく優しい気持ちになれるタイトルですね。
ニカイドウレンジさん自身も新作ゲームを開発中!
ちなみに、話題のきっかけとなったニカイドウさんは自身もゲームクリエイターであり、現在ほかのスタッフとともに「ロケットパズル」を開発中です。
こちらは一定方向にエンジンを吹かしっぱなしのロケットを押して、格納庫に送り込むパズルゲーム。リリースは2020年を予定していますが、筆者は既にTGS 2019に出展された際にプレイ済み。なにかを動かして正しい位置に持っていくというルールはパズルとして珍しくはありませんが、そこに勝手に飛んでいくという挙動がプラスされることで、自分の一手でロケットがどう動くかを考えるのが楽しいゲームでした。
押すことしかできない点や、手順を間違えると(やり直しや巻き戻しは自由にできますが)詰まってしまうこともあり、あえて例えるなら“荷物にブースターが搭載された「倉庫番」”という印象を抱きました。実はTGS2019でプレイしたタイトルのなかでも、とくにリリースが待ち遠しいタイトルの1つでもあります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Nintendo Switchにキーコンフィングが実装 スプラ勢は「十字キー下→Lボタン」でナイス連打できるぞ!
撮影ボタンを動かせるのもうれしい。 - 死んだら「幸福度 C」とかゲーム風の評価が…… 「人生のリザルト画面」描く漫画が未練残りそう
「逃げた回数」とか出たらやだな……。 - ゲーム条例パブコメ、同一IPアドレスからの送信が多数? 原本公開で“工作疑惑”広がる → 香川県議会に見解を聞いた
賛成意見の多くが「192.168.7.21」から送られていたことで物議を醸していました。 - ゲーマーの聖地「ゲーセンミカド」のクラウドファンディング 開始から24時間足らずで2000万円を突破
「指をくわえて閉店を待つよりも、できる事に積極的にチャレンジする道を選択します」 - 「くまのプーさんのホームランダービー!」RTA世界記録がまたも更新 人類vsプニキの戦いはついに24分切り目前に
なぜ人はプニキRTAを更新してしまうのか。