漫画家・高橋留美子さんがキャラクターデザインを手掛けるテレビアニメ「半妖の夜叉姫」の制作決定が5月9日に発表されました。2020年秋に放送を予定している同作では、高橋さんの漫画『犬夜叉』の登場人物である殺生丸と犬夜叉の娘たちの姿が描かれます。
『犬夜叉』は、1996年から2008年まで『週刊少年サンデー』で連載された作品。2000年からテレビアニメシリーズが放送され、劇場アニメ化、舞台化なども行われた人気作です。「半妖の夜叉姫」では、殺生丸の娘である「とわ」と「せつな」、犬夜叉と日暮かごめの娘「もろは」が、時空を越えるトンネルを通じて、現代と戦国時代を舞台に活躍します。
とわは、令和の時代に生きる14歳の女子中学生。幼いころに双子の妹・せつなと離ればなれになり、現代へタイムスリップし、かごめの弟である草太のもとで生活しています。せつなは、戦国時代で妖怪退治をなりわいとしていたところ、再び開いたトンネルにより姉と再会。しかし、夢の胡蝶に「眠り」を奪われたため、幼い頃の記憶がなく、姉のことを忘れてしまっています。もろはは、幼い頃から1人で生きてきたので、両親のことをほとんど知らない賞金稼ぎ。せつなとともに時空を越え、とわと出会います。
テレビアニメ制作決定を記念し、5月13日発売の『週刊少年サンデー24号』には、同作の描き下ろしティーザービジュアルのポスターが付属(デジタル版には付きません)。また、5月18日に発売予定である高橋さんによる漫画『MAO』のコミックス第4巻の帯には、同作の告知が掲載されるとのことです。
監督は、テレビアニメ「犬夜叉 完結編」で副監督を担当した佐藤照雄さん。その他、シリーズ構成を隅沢克之さん、メインキャラクターデザインに高橋さん、アニメーションキャラクターデザインに菱沼義仁さん、音楽は和田薫さんが担当するなどテレビアニメシリーズを手掛けたスタッフが再結集。高橋さんは「3人のヒロインそれぞれ、とても魅力的に仕上がっています。彼女達がどんな冒険の旅をするのか私も楽しみにしています」と、とわたちの物語に期待を寄せています。
「半妖の夜叉姫」あらすじ
とわ、せつな、もろはは、妖怪と人間の血を引く半妖の少女たちだ。
幼い頃、森の火事に巻き込まれ、離ればなれになった双子の少女、とわとせつな。とわは、時代樹の時空を越えるトンネルをくぐり抜け、戦国時代から現代へとタイムスリップ。かごめゆかりの日暮家の娘として育てられ、武道に長けた女子中学生に成長した。一方、戦国時代に残された妹のせつなは、妖怪退治屋のお頭となった琥珀の下で妖怪退治を生業にしていた。もろはは、かごめと犬夜叉の娘。賞金稼ぎとして「化け殺しのもろは」の異名を取り、やはり妖怪退治に明け暮れている。
とわとせつなが別れ別れになってから、10年。時代樹の時空を越えるトンネルが再び開かれた。現代に現れたせつなと再会するとわだったが、せつなは何故かとわのことを忘れてしまっていた。
せつなと共に、現代にやって来たもろはも加わり、とわたち「半妖の夜叉姫」が、現代を、そして戦国時代を、縦横無尽に暴れ回る!
(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「犬夜叉」「人魚シリーズ」など高橋留美子の全タイトルが電子書籍化 人気作品の第1巻無料試し読みも実施
コミックス全世界計発行部数2億冊突破記念。 - 高橋留美子、「週刊少年サンデー」に18年ぶりの新作読み切り「千年の無心」掲載へ
コミックス全世界累計2億冊突破記念で。「サンデーS」ではデビュー作「勝手なやつら」を完全再掲。 - 「うる星やつら」放送開始記念日に古川登志夫、島津冴子らが思い出の写真を掲載 「懐かしい!」とファンも歓喜
NHK BSでは高橋留美子アニメの人気投票も受付中で、まだまだ熱い「うる星やつら」! - 「この豪華な面々は泣きます」 アニメ「らんま1/2」声優陣が集結! 感極まるファン続出
すごいメンバーだ。 - 「チーム犬夜叉の兄貴的存在で」 声優・辻谷耕史さんの急逝に「犬夜叉」奈落役の森川智之らが追悼コメント
森川さん「あまりにも早すぎますよ辻谷さん」。 - 「トンボが描くキキとトンボ!?」 声優・山口勝平、“魔女宅イラスト”がさすがの完成度
柔らかいタッチもうまい。