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高度に発達した科学技術は「妖怪」と区別できない? 小さな女の子と「天狗」の交流描いた漫画にほのぼの

異種族コミュニケーション?

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 ヒトの手を離れたAIが独自の生命体として進化した未来、人間の理解が及ばないそれらの存在は、古の「妖怪」と同一視されているかもしれません。そんな壮大な想像をかき立てる、ほのぼの(?)SF漫画がTwitterで話題です。


天狗の森に迷い込んだ幼女 漫画


 太くウネウネと曲りくねる配管が、地面からはるか上までを覆い尽くしている、まるで「パイプの森」のような場所を歩く小さな女の子。どうやら保護者とはぐれてしまったらしく、不安そうに辺りを見回していました。

 そんな女の子の前に突如現れたのは、サイボーグのような外見をした謎の2人組でした。鋭いかぎ爪、むき出しの歯、表情の読めない無機質な複眼、どこまでも追ってきそうな2対の翼――。明らかに強大な力を持つその存在は、威圧感を放ちながら女の子に近寄ります。


天狗の森に迷い込んだ幼女 漫画


天狗の森に迷い込んだ幼女 漫画

 「うええ…」と涙目になる女の子。ところがサイボーグは「ケガなどしていないか 大丈夫なのか!?」と心配した様子です。その片割れも「可愛い! ヒトの幼体だ!」などとはしゃいでいます。

 安心した女の子は、ばーちゃんから聞いた話を思い出します。目の前の彼らは「テング」と呼ばれる種族。作品から読み取れる限りでは人間とは別の場所で暮らしており、交流はほとんどありません。ですがお互いの存在は認識しており、会話による意思疎通が可能。敵対意識もないようです。


天狗の森に迷い込んだ幼女 漫画


天狗の森に迷い込んだ幼女 漫画

 迷子になった女の子を心配して優しく接し、さらに元の場所へと帰れるよう案内をするテングたち。別れ際にはすっかり仲良しになり、「もう迷わないようにするね」という女の子へ、「また迷ってここに来るといいよ」「おい」と楽しい漫才を繰り広げるのでした。

 ハードな世界観かと思いきや、誰も傷付くことのない優しい物語が大きな反響を呼んでいるこの作品。作者によれば、子どもを見て「かわいい」とはしゃいでいたテングは「人間で言えば、猫を見つけた兄ちゃんのような感覚」とのことです。

 作者は漫画原作も手掛けている、大崎崇人(@oosakitakaneko)さん(「崎」はたつさき)。ファンタジーギャグ漫画『配信勇者』がAmazonにて発売中です。



作品提供:大粼崇人(@oosakitakaneko)さん


たけしな竜美(@t23_tksn


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